こんにちわ。学生です。

今回から1組ずつ詳細に見ていこうと思うのですが、その前に色々書きたいこともあるので、放送を追う形で書いていきます。

 

まず冒頭の今田さんのあれです。そう、宮迫ですポーズです。今田さんがどういった意図であのポーズをとったのかは分かりませんが、私のような復帰を望んでるファンからすると嬉しかったです。日本よもっと人に優しくあれ。

 

それにしても最初のオープニングのドキドキ感は年々増してきますね。芸人でもないのに死にそうなぐらい自分が緊張してます。

あと、もう今田さんと上戸さん登場してるんだから、ナレーションはヒロドアナじゃなくてもいいんじゃないか?とどうでもいいことを考えたりもしてました。

 

 

ここからVTRの話に入っていきますが、霜降り優勝の映像、からの若手のコメントという流れは、M-1側も世代交代を促したいんだなぁと感じる作りになっているように感じました。そして編集がスタイリッシュでかっこいい(漫才の大会とは思えない)

昨年のオープニングの最後はスーマラの武智さんでしたが、今年はかまいたちの山内さんでしたね。良い。

 

 

この後の司会進行で、VTR音声が先に流れてしまうトラブルとか色々ありましたが、今田さんの対応はさすがでしたね。上戸さんはもういるだけで何時間でも場を繋げます。

そして昨年の王者として霜降りのお二人がトロフィー返還で登場するわけですが、やっぱり優勝しても華がないと売れないですね。霜降りはなんか品があるんですよね。そしてトークもちゃんと面白い(食べログのボケいつから考えてたんだろう...)。M-1優勝した後も王者にとっての勝負ですからね。さすがです。

 

そしていよいよ審査員登場です。昨年と全く同じ7人でしたが、座る順番変わってましたね。あれなんでだか知ってますか?私は知らないですけど(富澤さんの「並びなんとかなんないすか?」が効いたのかな)。

 

でも彼らを引き続き審査員に選んだのは、すごくいい判断だったと思います(決して上から目線ではないです)。昨年は志らく師匠が色々言われていたみたいですが、なんだかんだ納得できる範囲内で面白い審査をしてらっしゃったと思います。そしてナイツの塙さんがレジェンドの一人として選ばれてるのが個人的には結構ツボです。もちろんいい意味で。

 

あとすごく細かいんですが、今田さんが礼二さんに対して「審査員やってもう3年ですか?」と聞いた後に、実際は4回目なんですが「そうですね、もう3、4回目ぐらいですね」と先輩へのフォローを忘れない所に感心しました(考えすぎだったらすいません)

 

 

敗者復活の紹介がここで流れるんですが、敗者復活戦についての感想はまた別の記事で書こうと思います。今回からくじで引かれてから敗者復活1位の発表という流れに変わりましたが、あれはちょっと可哀想ですね。せめて中の暖かいところで待たせてあげて欲しいです。トリとかになったら本当にシャレになんないです。

 

 

昨年からくじをアスリートが引くことになりましたが、私はあれだけは納得いきませんね。尺を余計に使うのももちろんのこと、芸人さんたちの人生を決める順番を、全く関係のないアスリートが引くのは正直いただけません。言っちゃ悪いですが対して話題作りにもならないですし...。ただこのシステムは廃止されそうな気配もないですよね(アスリート側が全員断ったら話は別ですが)。

 

 

ちょっと長くなりましたが、この時点で放送時間も40分を超えているのでしょうがないですね。ということで1組目のニューヨークの感想に入ります。

 

1組目【ニューヨーク】

ニューヨークといえばコントのイメージが強い方が多いかもしれませんが、私の中では漫才の方がニューヨークに合っているような気がしていました。なので今回のM-1決勝初進出は嬉しかったです(炎上など色々ありましたが)。

 

本題のネタですが、見事に見事な歌ネタでしたね。結構意外でした。ただ1組目としては良いネタのチョイスだったように思います。歌ネタなんですが、すぐに歌には入らず、冒頭のしゃべくり部分を割としっかりめにやっているのも良かったです。

親友っていうワードがすごい出てきたことに関して一切ツッコまなかったのはこれまた意外でした(素人だとツッコみたくなりますが)。

 

そして間奏で挟まれる屋敷さんの皮肉なツッコミは本当にニューヨークらしくて大好きです。ただ、審査で礼二さんが仰ってた通り、「女子はLINEが既読にならないとかに大喜びする」みたいなツッコミをもっと聞きたかったですね。そうしたらもっと漫才感が増していたんだと思います。

 

最近はどのコンビもネタの中に一つは印象に残りやすいフレーズが入っているように感じますが、今回のネタでも、しっかりと前に振ってきたリズムに「冷静」という単語を当てて後ろの方に持ってくることで、どんなネタだったか思い出せるようになっています。これは視聴者的にも嬉しいですね。また、嶋佐さんの歌中の細かい動きも、ちゃんと笑いのアクセントになっててさすがでした。

 

点数に関しては616点と、トップバッターの中では結構いい点数だと思います。ただやはり松本さんですね(笑)

正直ニューヨークはここの松本さんとのくだりが一番面白かったです。ちゃんとインパクトを残していて、炎上するかしないかギリギリのラインで終わっていたのも良かったです。今田さんの司会も物凄く光っていました。(お二人も元々ここで誰かに噛み付こうと思っていたみたいですね。)

 

 

ちなみに私はあの漫才はニヤニヤしながらのツッコミでも全然いいと思ってます。

 

 

2組目【かまいたち】

早かったですね〜。濱家さんも「もう出たか〜」といったような表情でした。くじから名前が出た時思わず叫んじゃいましたよ。ちなみに私の中で優勝候補の中の一組でした。

 

ネタに関してですが、お二人が「UFJ」のネタを選んだとわかった瞬間、心の中で「よっしゃぁぁあああ!!」と雄叫びをあげました。このネタなら2番手でもすごい点数がでると確信したからです。

 

このネタ自体は何年か前からあるネタなんですが、お二人が決勝の舞台で披露することは今までなかったので、何故なんだろうなぁと思っていたのですが、昨年は2本目にこのネタをやる予定だったみたいですね。それを聞くと、改めて今年にかけている思いの大きさを感じます。(最初の方に出番が来たらこのネタをやると決めていたそうです。)

 

肝心の中身の方なんですが、今までに見たよりもさらにパワーアップしていました。本当に上手いですね。達者すぎます。もうこの漫才を聞いている間は他のことなんて一切頭から消えています。人生すらどうでもよくなっています。それくらいに私たちをかまいたちの世界に引き込んでいるんです。

 

彼らの漫才は手数でボケていくようなものではないんですが、それほど大きなボケではない「サランヘヨ」がなんか私は好きなんですよね。あんまりいないですよね、すいません。舞台も大きく使っていて良かったですね〜。

 

かまいたちのすごいところは、コントも出来るのに(出来るからこそなのか?)漫才の中でコントに逃げないんですよね。彼らの漫才には「ほなやってみよか」でコントに入っていくネタがないんですよね。それが本当にすごい。(もちろんコント漫才がダメだっていうことではないです。)そしてかまいたちのネタはオチが綺麗で面白い。芸術性すら感じます。

 

そしてものすごい点数でしたね。もう1位通過するんじゃないかと思ったぐらいです。なんせ昨年霜降り明星が9番目の出番で出したような点数ですからね。

これだけ実力があって売れているにもかかわらず、まだまだネタも作って腕も上がり続けているお二人が本当に恐ろしいですね。富澤さんが仰っていたように、後半に出ていればもっととんでもない点数が出ていたかもしれません。

 

ちなみにこの後、ここでしか流れない特別なCMが放映されましたが、こういった部分もM-1の面白さですよね。宮川大輔さんのpaypayのCMを、宮川大助さんでパロディにするのはその発想に爆笑しました。

 

 

3組目【敗者復活組 和牛】

まさかでしたね。ここでも思わず叫びましたよ、「はえええぇぇよぉぉおお」と。(まぁ和牛だろうとわかっていたので)

今年は何故か4組残ったところでいきなり1位の発表でしたね。もっとドキドキしたかったので4位から発表して欲しかったんですが。

 

結果的には1位の和牛と2位のミキで18万票ほど差がついていたんですが、私としてはもう少し差が大きいかなと思っていたので少し意外でした。ただ、個人的にはもうこのシステムをやめて頂きたいですね。本当に人気投票になっていました。3位に四千頭身が入っていたのが何よりも証明でした。私は四千頭身大好きです。ですがあのネタは絶対に3位になるようなネタではないです。これは断言できます。

 

なので敗者復活は是非ともその場で見ているお客さんたちの投票だけにして欲しいです。心底そう思います。

 

ということで本題のネタの方に入っていくんですが、披露したのは敗者復活戦と同じネタでした。敗者復活を見たとき、「決勝でも出来るようなネタを持ってきたな」と感じたんですが、まさか同じネタで来るとは思いませんでした。ただ、良いチョイスだと思います。

 

最初は普通の物件紹介で、「なんで人が住んでるとこ紹介すんねん!」っていうところをメインにした笑いで、途中からは「人が住んでいないのが良い物件」という笑いにすり替わっていくんですが、その持って行き方が本当に上手い。違和感を感じさせないんですよね。

 

「お邪魔しました〜」というボケを大ボケにしていたのを、後半では全く違った形にしていたのも本当にすごいです。川西さんがボケるというのも珍しい形でしたしね。毎年毎年新しい形を生み出していて、このお二人はあとどれだけ引き出しを見つけ出すんだろうとワクワクします。

 

点数は652点というかなりの高得点だったのですが、正直私は少し危ないかもしれないと感じましたね。なんせ今年のM-1は本当に強者しかいなかった。この後出てくるどのコンビも、650点を超えるような漫才をしてもおかしくなかったです。

 

審査員さんも年々和牛に対する目が厳しくなっていっているように感じるのですが、特に今年は上沼さんもそうなんですが、巨人師匠もなかなか厳しいコメントでしたね。ツッコミのボキャブラリーが少ないっていうのは、ツッコミしている側からするとかなり痛いところを突かれているような気がします。

 

そして多くの人が言う通り、お二人はもう上手すぎる域にまで到達しているんですよね。私はその要因は、川西さんの間の取り方や話し方にあると思っています。彼の声はもう漫才用に作られているんです。普段の地声を聞けばわかりますが、全然話し方だけでなく声も違うんです。もちろん水田さんも物凄く上手いんですが、川西さんは上手すぎる。上手すぎてダメっていうのも変な話なんですが、コンビ歴15年以内という制限が定められたM-1では、やはりフレッシュで勢いのあるコンビが比較的有利なんでしょうね。

 

【追記】

ラジオにて、今回でM-1からは卒業するという意向を和牛のお二人は示されましたね。本当にお二人にはただただお疲れ様でしたと

言いたいです。ファーストラウンド敗退が決まった瞬間、水田さんは涙目になっているように見えたのですが、その後の打ち上げではやり切ったような表情をしてらっしゃるようにも見えました。

ですが、昨年で最後にするつもりだったかまいたちも、今年出てくれたので、そのパターンがあることも淡く期待しておきましょう。何はともあれ、今までたくさん笑わせてくれてありがとうございました!!

 

すごく長々と書いてしまったので、今回はこの3組までにさせていただきます。それではまた次回。