テレ朝社員へのセクハラ問題で毎日ニュース番組が同じ色に染まっておりますね。
この問題のポイントは
①事務次官が取材にかこつけてセクハラ発言を女性記者に対してしていたか否か
②社員からセクハラを訴えられたにも関わらず、何も対応せず1年以上放置したテレビ朝日の責任問題
この二つだけです。
①は、「音声データの状況説明が間違いでなければ」、彼は''クロ''確定でしょう。
性的な行為をみだりに意識させる発言を故意にしたなら、セクハラに成り得ます。どんな雰囲気にせよ、どんな会話の流れにせよ、言ったことはセクハラになるのです。すべての音声データは、彼の情状等を判断する材料として、早く公表してもらいたいところです。
②については、結構深刻だと思います。テレ朝がなぜセクハラを放置したのか。
テレ朝は「二次被害を懸念したから」という趣旨の発表をしていますが、テレ朝ってリスクマネジメントできてるんですかね?
本当に本人の二次被害を心配したのであれば、「二次被害を懸念して、当該社員は非公表とさせてください」と添えて発表すればいいんじゃないかと思うんです。
ここまで引っ張って、しかも他誌にリークされて、報道されて、それから初めて公表しました、じゃあみんなが裏を読もうとするのが目に見えるし、それこそが二次被害拡大の一番の材料じゃないですか。
まあ、ここで愚痴っても仕方ないことなんですけどね。
そんで、野党の人たちが#Me tooの看板引っ提げて抗議をしているニュースを見ましたけど、ほんと気持ち悪いですね。
そのハッシュタグは、被害にあった人たちが、勇気を振り絞って加害者を告発しようとするための武器ですから。
与党を攻撃するための武器にすると、途端に下らないものみたいに思えてしまうので、野党の人はお願いなんで政策論争をしてください。