バック・トゥー・1977 最初の海外旅行 6 | geezenstacの森

geezenstacの森

音楽に映画たまに美術、そして読書三昧のブログです

バック・トゥー・1977 最初の海外旅行 6
 
 ハンブルグの中央駅には着きましたが、ここは端末方の駅ではなく珍しく通過型の駅です。一応観光案内所でパンフレットを貰います。このパンフレットには書き込みがあって、テレビ塔、パノクティム蝋人形館、ザンクト・ミッヒェル教会、ハンブルク歴史博物館、、ハンブルク国立歌劇場、ムジクハレ等をチェックしています。この中でテレビ塔だけは記憶に残っています。
 
イメージ 2
 駅の北西に、271.5mの高さを誇るハンブルクのランドマークともいうべき「テレビ塔」がありました。正式名称は,ハインリヒ・ヘルツ塔 Heinrich-Hertz-Turm で,19世紀後半に無線電信技術の分野で活躍したハンブルク生まれの物理学者の名にちなみます。この当時は上層階に展望台やレストランなんかが在りました。昇った記憶がありますので、多分食事もここでしたのではないでしょうか。ただ、現在は老朽化が進んで閉鎖されています。
 
イメージ 1
 ここに昇ればハンブルクの町並みが一望できましたし、眼下には大きな湖のアルスター湖も広がっていました。このハンブルクでは仲間四人で行動していて、主体はその仲間だったので、その後どこを観光したのか覚えていません。ただ、うっすらと動物園らしきところへ行った記憶があります。
 
 今回地図を再確認してみると、多分エルベ川のほうに南下してから駅のほうに北上したように思えます。ただ、ムジクハレには行っていないでしょう。ここはコンサートホールで、2016年までは北ドイツ放送交響楽団(現在のNDR得る部フィルハーモニー管弦楽団の本拠地だったところです。現在は「ライスハレ」と名前を変えて、ハンブルク交響楽団の本拠地となっています。ドイツでも北部のハンブルクは冬は寒かったという印象です。
 
 仲間のうち二人はこの後北欧の三国のほうへ行くというので、このハンブルクで別れました。この日はまた夜行での移動ということで、ここから23:30発のシュトットガルト行きに乗ります。乗車の列車はメモによると「658」という夜行列車のようです。この日は二人でコンパートメントを利用ということでぐっすり眠ることができました。
 
 シュトットガルトには朝8:46分に到着しています。ここは行き止まりの端末駅です。どういうわけかここでは最初に中央郵便局へ立ち寄っています。多分ここからも買い集めたレコードを日本に送っています。何しろバックパッキングの旅ですから荷物は少ないに越したことはありません。これで身軽になり、多分車の町シュトットガルトのダイムラー・ベンツ博物館に出かけていると思います。観光はここだけで、15:49分にはミュンヘンへ向けて移動しています。列車は「662」を利用しています。ミュンヘンには17:43分到着です。すぐに観光案内所で泊まる宿探しです。ただ、仲間の情報である程度は決めているので観光案内所では宿泊の空きがあるかの確認だけです。
 
イメージ 3
 
 で、当日は金曜日ということで同じ宿の仲間と街中のビアホールへ繰り出しています。本場の生ビールと熱々のウィンナーをほうばって楽しい一夜を過ごしています。
 
 翌日はミュンヘン市内を観光しています。こちらはやはり、新市庁舎にまずでかけ、それから「ドイツ博物館」を訪れています。市庁舎は定番ですね。11時の時計台のからくり人形を見学しています。
 
イメージ 4
イメージ 5
 
 ドイツ博物館は新市庁舎からちょっと南のイザール川の中州にあります。展示物のほとんどが体験型となっていて、世界初の蒸気機関車に実際に乗ったり触ったり、ライト兄弟が発明した世界初の有人動力飛行機を間近で見ることもできます。戦争を肯定するものではありませんが、ドイツは工業国だけに戦時中の遺産もたくさん残っています。日本はゼロ戦すらまともに残っていませんが、ここではドイツ軍の主力戦闘機だった「メッサーシュミットf-9」もしっかりと残っていて展示されていました。
 
イメージ 6
イメージ 7