

しいて言うなら、日本盤はやや小さいデザインになっています。 しかしすぐに日米共に 新しい白っぽいデザインに変更になりました。


レコード番号でいうと、EACで始まるのが日本盤、Sで始まるのがアメリカ盤です。 日本盤は、当初はAA5000シリーズで出ていました。
東芝EMIはこの「セラファム」シリーズの他には、通常のエンジェル盤でも単発的に出していたことがあります。

さて、イギリス本国では「セラファム」は発売されていませんが、廉価レーベルとしては「CFP」がありました。これは「クラシック・フォー・プレジャー」というレーベルで、ローカルな新譜も含まれる魅力的なレーベルでした。

フランスの「パテ・マルコニ」もレギュラー盤と同じようなデザインの廉価盤シリーズを持っていました。

次はこちらも会社としては消滅してしまったRCAレーベルの廉価盤です。アメリカ本国は「ビクトローラ」というレーベルで盛んに初期の録音投入して発売していました。

日本の発売元だったRVCは、同じピンクのレーベルデザインを使っていましたが何のシリーズ表記もありませんでした。

なぜこんな間の抜けたデザインになったかと言うと 以前に日本ビクター時代に、わずかながらビクトローラレーベルで発売されていたからでした。

今思うと、このシリーズに投入されていたのは、当時の提携先であった「英デッカ」の音源が使用されていたのでしょうかね。でもイギリスでは、「victrola」ではなく、「キャムデン・クラシック」というレーベルで発売されていました。まあ、その下に申し訳程度に「victrola」の表記もありますけどね。

また、ミドルクラスの価格帯は、「ゴールドシール」レーベルでカバーしていました。
