サウンドトラックのレーベル | geezenstacの森

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 新しい書庫を作りました CD時代はピクチャーラベルが当たり前になってしまい、レーベルというものがあまり意識されていませんが、レコード時代は30㎝の円盤の中央に鎮座し、個性的なデザインが施され非常に魅力的に映った時代でもあります。

 今回からそのレーベルにスポットをあけて みたいと思って 書庫を立ち上げました 第1回は自分の趣味の中でも 大きなウェイトを占めるサウンドトラックを取り上げることにしました。

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 まずはビートルズのサウンドトラックの「ハードデイズナイト」です。このアルバムは日本では発売されていません。本家のパーロフォンから発売された内容とは違い、アメリカ独自の編集盤で、インストも収録されている本来のサントラです。それもあり、アメリカではレコードは映画の配給会社でもあったユナイテッドアーティストから発売されています。

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 こちらはスターウォーズの第2作「帝国の逆襲」のサウンドトラックです。これは国内盤ですが「RSO」というレーベルから発売されています。第1作は20世紀センチュリーの作品ということで発売権のあったキングから「20世紀レコード」レーベルで発売されていたので、このラベルを見てびっくりしました。発売元はもちろんポリドールになっています。

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 三枚目と四枚目の写真は「アラビアのロレンス」のサウンドトラックです。一枚はCBS系の「BELL」レーベルから、一枚はイギリスの「PYE」レーベルから発売されたものです。日本でもこの当時サントラは、パイレーベルの発売権があった日本コロムビアとソニー系のベルから発売されていて、どうなっているんだと思ったことがあります。

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 このジョーズのサントラは摩訶不思議です。手持ちはイギリス盤なのですが、コロムビア映画なのでdistributeはもちろん「CBS」が行っています。しかし実際の製造はEMI」が行っていたようで、レコードの中袋は「EMI」のロゴのが入っています。

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 これもイギリスで発売されたレコードで、多分サブライセンスで発売されたものです。このサンセットというレーベルは、様々なジャンルのレコードを発売していたレーベルで、廉価版でのリリースとなっています。面白いことにレコード表面を見ると、それまでのマトリックスナンバーが消されて新しくこのレコードの番号が印刷されていますので、もともと同じマスターであったことが分かります。原盤ごと買い取っていたんでしょうかね?