ヴェーバーは、社会的行為を、目的合理的行為・価値合理的行為・感情的行為・伝統的行為の四つに分類した。

目的合理的行為・価値合理的行為は合理性の行為類型、感情的行為・伝統的行為は非合理性の行為類型に分類される。

 

ブルデューは、相互行為における無意識的、習慣的な行為に着目し、そうした行為において利用される個人の文化的な蓄積

(日常の言葉遣いや学歴などを通して、親から子に伝えられ、階層の再生産に貢献する財)

を「文化資本」と呼んだ。

 

 

デュルケムは、個人にとって外在的で、強制力をもつ、集団の信念や慣行などの行為・思考の様式、流行などの社会的潮流を「社会的事実」と呼び、社会学の固有の領域を定式化した。

 

パーソンズは、自我と他我の欲求充足(相互行為)が、互いに相手の出方に依存している状況を、「ダブル・コンティンジェンシー」と呼んだ。

 

ハーバーマスは、言語を媒介とした相互行為により、お互いが了解を目指して相互調整する行為の類型を、「コミュニケーション的行為」と呼んだ。