ボランティア先の高齢者グループ恒例、Sさんのウクレレコンサートがありました。

 

年に二回くらい開催されるのですが、毎回皆で歌えるように、プログラム兼歌詞カードのプリントを準備してくれます。

 

今回は新メンバーも入って、大盛況だったので、プリントが足りないくらいでした。

 

Sさんはおっとりしててマイペースな方。

今回も、プログラム兼歌詞カードを作って来てくれました。

 

このグループのメンバーは歌うのが大好きで、ウクレレコンサートといいながら、

ウクレレを伴奏に、皆で歌ってしまうのです。

 

一曲めが終わって、次の曲のリクエストなど聞いて、皆が歌う気満々でいると、

 

”あら、私、違う楽譜を持ってきちゃった”

 

Sさんがおっとり楽譜の束を探しているのでお手伝いに行ったら、本当にプログラムの曲と楽譜が合っていないのです。

 

しばらくごちゃごちゃやっていたSさん、

”じゃあ、歌だけでやりましょう”

”皆、歌は知ってるでしょ”

なんておっとり言い出します。

 

そこでリーダーの方が前に作った歌集を出してきて、Sさんの持ってきた楽譜の曲を探して、歌うことにしました。

 

よかった…

 

その日の帰り際、リーダーに

”また次もよろしくね”

と言われて

 

”なんだかいつも、あんまりちゃんと出来ないのに、申し訳なくって”

 

”なあに、じゃあもうやらないの?”

 

”いえ、こうやって皆さんの前で弾かせてもらえるのは、とても有難いの”

 

Sさんおっとりやる気満々でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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