キンドルで「ケーキの切れない非行少年たち」っていう本の宣伝を見ました。
ホールのケーキを三等分するというとき、通常私たちは真ん中を起点に放射状にナイフを入れると思うんですけど、
このケーキの切れない少年の場合そうじゃなくて、なんか適当に横に二本、線を描いているんです。
この絵を見るのは実は初めてではなくて、
大分以前に新聞広告で見たことがあり、
実をいうとその時は、クスっと笑った記憶があるんですよ。冗談みたいに見えたんですね。
ところが最近、保育士試験の勉強をして、児童自立支援施設に入所する児童生徒のうち、約40%に発達障害の疑いがあることを知りました。
児童自立支援施設は、かつて教護院、その昔は感化院と呼ばれていた児童福祉施設ですが、
不良行為を行うか、する恐れのある子どもや、生活指導を要する子どもたちが入所、または通所しながら自立を目指すための施設です。
先ほどのケーキの切れない非行少年は、
実際に犯罪を犯して「少年院」に入っている子どもということですが、やはり認知力が弱く、境界知能といわれる子どもなんだそうです。
これはちょっと衝撃でした。
非行の原因が、家庭や環境の問題以前ということなんですよね。なんだか胸が痛みます。
まだまだ知らないことばかりのカンレキです…
今夜はお菓子食べながらムトゥ踊るマハラジャを観るでござる