先日、ボランティア先の高齢者グループに、初めてお会いするご婦人がふたりいらっしゃいました。
その日私は少し遅く行ったので、お二人について細かく知らないまま、その日の活動に入ったのですが、どちらの方も綺麗なウィッグを付けて、おしゃれな縁の眼鏡を掛けています。
ウィッグって、実際一目でわかるんですが、とても素敵ですよね。高齢女子力アップの秘訣。それとエレガントな縁の眼鏡もお約束。
その日はコースター作りでした。あらかじめ用意した厚紙に、好きな絵を描いた紙を張るだけなのですが、仕上げにラッカーをかけるとなかなか素敵な作品になるんです。
自分で絵を描くのが好きな方もいますが、あまり得意ではない方のために、何種類かのイラストと、それに色を塗ったものをコピーして渡します。好きな色を塗ってもいいし、色付きのものをそのまま切って張ってもOK。
ご新規の二人のうちひとりは、用意してあったものを使って早々に仕上げてしまいました。
”もうできちゃった”
”なんの工夫もないわよ”
彼女は色付きのイラストを切って張っただけ。
”私、絵心と言うものがないのよ”
コロコロ笑っています。
ほとんどの方は、渡されたイラストに思い思いの色を塗って作品にしていました。
一方ご新規のお友達の方は、熱心に絵を描いています。秋を先取りして、コスモスの花。
素敵なオリジナルのコースターが出来ました。
”こういうの好きなの”
”お家でもいろいろ作るのよ”
見た目の雰囲気は似ているけど、中身は正反対のおふたり。
あとから聞いたら彼女たち、別の曜日のグループに参加しているのだけれど、この日なぜか、間違えて来てしまったそうです。
そんなことあるのですね(ある)。
これを機会に、また遊びに来てくれたらいいなと思います。
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