ボランティアグループの主催者の方、地元のエライ人Mさんは、
ずっと福祉の仕事をしてきたらしい。
私はMさんから一度、民生委員にならないかと言われて
丁重にお断りした経歴があります。
一番の理由は、あまりにも世の中を知らない専業主婦だから。
プラス、なんちゃら委員なんて、「全く私じゃない」
っていう感覚がありました。
そういうのは、人々の一段上にいる人が、
そしてなにより、熱い人が、やるものだと思っていました。
そのMさんと、ここしばらく一緒にボランティアをしていて、
なんとなく、自分の熱量が上がってきたような気がします。
加えて、一段上、下、っていう感覚も、薄れてきているんです。
Mさんは、私より二回り近く年上だけれど、
ものすごくポジティブだし、ユーモアのセンスがある。
あと、とにかく話を「聞ける」人です。
実際、「聞ける」人ってあんまりいません。
「聞く力」が、一国のリーダーのセールスポイントになるくらいですからね。
自慢じゃないですが、私は「聞ける」んです。
おそらく私の、唯一の得意分野だと思いますが。
そして案外、そこがボランティア精神の肝じゃないかと、密かに考えているくらいです。
皆、聞いてほしい。
半年で100人の高齢者に出会って来ましたが、痛切に感じることです。
ボランティアを自認する人たち(こちらも高齢者ですが)ですら、
近況報告の時間には、話が止まらないくらいなんですから。
高齢者に限ったことではないのかも。
皆、自分の話がしたい。
特に弱い立場の人ほど、話を聞いてもらうチャンスに乏しく、
聞いてもらうことに、飢えているかもしれない。
逆に言えば、聞いてほしいという気持ちがなくなったら、
人はもう終わりなんじゃないかな。
あれ?私熱い?
聞いてよ。猫が欲しいの
大きい家に住みたいのー
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