[全訳]文在寅大統領・国務会議冒頭発言(8月2日) | 大和民族連合

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安全保障、政治外交

日本政府によるホワイト国からの除外、閣議決定を受けて

 

 

文在寅大統領・国務会議冒頭発言(8月2日)

 

非常な外交・経済状況に対応するために緊急に国務会議を招集しました。

 

今日午前、日本政府はわが国を「ホワイト国」国家から排除する決定を下しました。

 

問題解決のための外交的努力を拒否し事態をより悪化させるとても無謀な決定で、深い遺憾を表します。

 

外交的な解法を提示し、行き止まりの道に向かわないよう警告し、

問題解決のために頭を寄せ合わせようというわが政府の提案を

日本の政府はついに受け入れませんでした。

 

一定の時限を定め現在の状況をこれ以上悪化させずに交渉する時間を持つことをうながす米国の提案にも応じませんでした。

 

わが政府と国際社会の外交的な解決努力を無視し状況を悪化させてきた責任が日本政府にあることが明確になった以上、これから起きる事態の責任も全的に日本政府にあるという点を明確に警告します。

 

どんな理由で弁明しようとも、日本政府の今回の措置はわが大法院(最高裁判所)の強制徴用判決に対する明確な貿易報復です。

 

また「強制労働禁止」と「三権分立に基づく民主主義」という人類の普遍的価値と国際法の大原則を違反する行為です。

 

日本がG20会議で強調した自由貿易秩序をみずから否定する行為です。

 

個人請求権は消滅しなかったと日本政府自身が明らかにしてきた過去の立場とも矛盾します。

 

私達がより深刻に受け止めているのは日本政府の措置がわが経済を攻撃し私達の経済の未来の成長をふさぎ、打撃を加えようとする

明確な意図を持っているという事実です。

 

私達の最も近い隣人であり友邦としてきた日本がそのような措置を採ることがとても失望的で惜しいです。

 

日本の措置は両国間の長い経済協力と友好協力関係を毀損するもので両国の関係に対する重大な挑戦です。

 

また、グローバル供給網を壊し世界経済に大きな被害をもたらす利己的な迷惑行為で国際社会からの指弾を免れないでしょう。

 

日本の措置のよりわが経済は厳重な状況に困難さが加わりました。しかし私達は二度と日本に負けないでしょう。

 

私達は数多くの逆境を勝ち抜き今日に至りました。

 

少なくない困難が予想されますが、わが企業と国民たちにはその困難を克服する力量があります。

 

過去にもそうであったように、私達は逆境を逆に跳躍する機会とすることでしょう。

 

政府も素材・部品の代替輸入処や在庫物量の確保、源泉技術の導入、国産化のための技術開発と工場の新・増設、金融支援など、企業の被害を最小化するためにできるだけの支援を果たします。

 

さらに素材・部品産業の競争力を高め二度と技術覇権に揺るがないのようにするのはもちろんのこと、製造業強国の位相をより高める契機といたします。

 

政府と企業、大企業と中小企業、労使、そして国民が共に力を合わせるならば十分にできることです。

 

政府とわが企業の力量を信じ、自信を持って、共に不当な経済報復措置に対し相応する措置を断固として採る次第です。

 

いくら日本が経済強国といえども、わが経済に被害をお及ぼそうとするならば、私達もやはり、対応する方案を持っています。

 

加害者の日本の「賊反荷杖(道理に合わない意)」の立場で逆に大きく出る状況を決して座視しません。

 

日本政府の措置状況にしたがい私達も段階的に対応措置を強めていきます。

 

すでに警告したように、わが経済を意図的に打撃するならば、日本も大きな被害を甘受しなければならないでしょう。

 

わが政府は今も、対応と応酬の悪循環を望んでいません。

 

止められる道はただ一つ、日本政府が一方的で不当な措置を一日も早く撤回し対話の道に出てくることです。

 

韓国と日本、両国間には不幸な過去事(過去の出来事)による深いキズがあります。

 

しかし両国は長いあいだその傷を縫い合わせ、薬を塗って包帯を巻いて、傷を癒そうと努力してきました。

 

しかし今になって加害者である日本が逆に傷をえぐるならば、国際社会の良識が決して容認しないという点を日本は直視するべきです。

 

国民の皆さんにもお伝えします。

私達は今年、特別に「3.1独立運動」と「臨時政府樹立100周年」を記念し、新たな未来の100年を決意しました。

 

力で相手を制圧してきた秩序は過去の遺物に過ぎません。

今日の大韓民国は過去の大韓民国ではありません。

 

国民の民主の力量は世界最高水準で、経済も比べようのないほどに成長しました。

 

どんな困難も十分に克服する底力を持っています。

 

今すぐは困難があるでしょう。

しかし挑戦に屈服したら歴史はまた繰り返します。

 

今の挑戦を逆に機会ととらえ新たな経済跳躍の契機とするならば、私達は十分に日本に勝つことができます。

 

私達の経済が日本経済を飛び越えられるでしょう。

 

歴史に分かれ道はあっても省略はないという言葉があります。

いつかは越えるべき山です。

 

今この場で立ち止まるならば、永遠に山を越えることができません。

 

国民の偉大な力を信じ、政府が前に立って進んでいきます。

 

挑戦を勝ち抜く勝利の歴史を国民と共にもう一度作ります。

 

私達は成し遂げられます。

 

政府の各部署も企業の困難と共に歩むという非常な覚悟で臨むようお願いします。