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デモは同法案に反対の声を上げている人々にとっては挑発的ともとれる、司会者のこんな挨拶で始まった。
「本日ここにお集まりの皆さまは、可決が見込まれているという法案にも関わらず、わざわざ賛成のデモに足をお運びくださいました皆さまです」
今回のデモでは、主催者側が作成した「YES!安保法案」と書かれたプラカードだけしか使用が許されず、それ以外の掲示物は使用が禁止された。デモ開始後、これ以外のプラカードを掲げる参加者は見あたらなかったが、日章旗を担ぐ参加者の姿が数十名あった。
参加者の中には、高須クリニックの高須克弥院長がおり、司会者から「このデモをたいへん盛り上げてくださったビックゲスト」として紹介された。「YES!安保法案」は、同クリニックのテレビCMなどで使用されている宣伝コピー「YES!高須クリニック」にちなんだものだろうか——コールの練習では高須院長が「YES!」と叫び、参加者が「高須クリニック!」と応える場面もあった。
今回のデモでは、取材対応はすべて「広報担当者」が担い、報道陣による参加者へのインタビューは禁止された。しかし、デモ行進終了後に、「参加者本人が良いというのであれば…」と広報担当者から許可を得ることができた。
知人と2人で参加したという女性は、IWJの取材に対し、「もうちょっと――まあこの天気で500人集まったのはいいんですけど。もっと何万人も集まればなあ」と語り、参加者数が期待よりも大幅に下回っていたことを嘆いた。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/260348#idx-3