憧れのマナローラ - チンクエ・テッレで暮らす | 大和民族連合

大和民族連合

安全保障、政治外交

猫が死んでしまったらここで暮らそうか・・・
 
イタリア、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅からピサを経由して、列車に揺られること3時間半。たどり着いたリグリア海岸の切りたった崖壁に、沢山のカラフルな家々がしがみつくようにして立ち並ぶ五つの村が存在する。
 
モンテロッソ/アル・マーレ/ヴェルナッツァ/コルニリア/マナローラ/リオマッジョーレ。イタリア語で五つの土地を意味する「チンクエ・テッレ」だ。 

m02


以前、インターネット上で見た一枚の写真がきっかけで、つい行きたいと思ってしまったのだから仕方がない。地中海(リグリア海)に面した立地の岸壁にそびえ立つ、一見、リオ・デ・ジャネイロのファベーラの様な雰囲気を持ったこじんまりとした港町だ。
 
もともと塞都要市として築かれた村々は、硬く険しい岩盤の上に成っているという土地の性格もあり、近年になって列車が引かれるまでは外部から陸路によるアクセスは困難を極め、村々の往来は船で行き来をしていたような閉ざされた地域だ。 

塞都要市とは、濠(ごう ― 城を取り囲む、水のある堀)や城壁に囲まれた軍事拠点を中心に発達した都市。

m01


そんな場所に足を踏み入れることに心配も感じるが、世界遺産に指定されてから十六年以上が経過し近隣諸国からはすっかり観光地として定番化をしているようで、ヨーロピアンの観光客はとにかく多いところだ。 

ちなみに、俺が永眠する墓も世界遺産で、岩手県西磐井郡平泉町の『中尊寺』だ。 

一方、「地球の歩き方」に掲載されていないせいか日本人と思われる観光客はほとんど見かけず、海外であまりに多くの日本人を見るとうんざりしてしまう天の邪鬼な俺にはそれだけでなかなか落ち着ける場所だろう。 

小さな村と言え、目抜き通りはヨーロピアンたちがひしめきあう盛況っぷりを見せている。 

m05


しかし、一歩路地へ入れば喧噪は急速に遠ざかり、そこには穏やかな時間が佇んでいる。果たして立ち入ってよい場所なのか、それともプライベートな場所なのか?駆け引きするように見定めながら路地に足を踏み入れていく光景が目に浮かぶ。ブラジルに数年、ロスにも数年居たので、なんとなく直感で解る。語学の心配はまったくしていない。 

個人的に「観光地」と呼ばれる街に面白みを感じるのは、このようにして観光客の集まる場所と、それ以外の場所で街がまったく異なる表情を見せるところにあると思うんだが、考えてみると、ふらっと海外に出かけた事はほとんどない。常に目的があるか、仕事だった。 

もちろん興味や好奇心が最優先なのだが、南米ほど遠くないし、マフィアもあまりいなそうだ。そして、誰かと出会ったときにお互いに多少の勇気があれば、そこからコミュニケーションが始まるはずだから。 

言葉が通じればより楽しめるのは当然だが、そうでなくでもお互いにコミュニケーションを楽しもうとする気持ちがあったら何も問題はない。俺はそうして今まで生きたので語学はすべて70点だろう。 

この規模の観光地は、必ずしも好感触な反応ばかりを得られるわけではなく、時には少し寂しい想いをするかもしれない。だが、挨拶そのものを嫌と感じる人はどこにもいない。日本で「こんにちは」を言うときよりも陽気に言ってみるといい。「ボンジョルノ!」 
まぁ、ポルトガル語、スペイン語、イタリア語は、どれか一つ喋る事ができれば大抵は通じてしまうものだ。ラテン語が源流からね。 

今のところは想像と資料だけで楽しむとするが、恐らく10年以内にはマナローラに暮らしている事だろう。 

m03


フィレンツェからのアクセス 
マナローラをはじめ、チンクエ・テッレへのアクセスはフィレンツェからはさほど難しくない。もしもフィレンツェに滞在をし1日でも自由になる時間があるのであれば、自分がしたように早起きをして向かえば日帰り旅行ででも楽しむことが出来る。サンタ・マリア・ノヴェッラ駅朝7時の列車に乗れば、リオマッジョーレに11時台には到着でき、地元の魚料理の昼飯を楽しむことも出来る。 

フィレンツェ サンタ・マリア・ノヴェッラ駅 
Firenze S. M. Novella
  ↓ 
〈経由〉ピサ セントラーレ駅     
Pisa Centrale
  ↓ 
〈乗換〉ラ・スペツィア セントラーレ駅     
La Spezia Centrale
  ↓ 
マナローラ駅 
Manarola
 
Google Map
https://www.google.com/maps/@44.111261,9.734768,13z?hl=ja
 
フィレンツェからは「ラ・スペツィア」行きの列車のチケットを購入すれば良い。サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の西側、2番ホームから列車は発車する。直通の場合もあるが、多くの場合ピサで乗り換えが必要になることをお忘れなく。ピサにはピサ セントラーレ駅とピサ サン・ロッソ駅の2つがあるが「セントラーレ」の方はターミナル駅となっているため、ここで乗り換えれば間違いがない。また、チケットには経由駅としてエンポリ駅の名前が印字されているが、これはあまり気にする必要はなく、ピサ セントラーレまで行ってしまってかまわない。 

片道3時間弱。けして近くはないが、のんびりした田舎が好きなら本当におすすめだ。日帰り旅行ではどうしても慌ただしくなるので1泊はしたいところ。 

村間の移動 ラ・スペツィア駅からチンクエ・テッレに向かう列車がそのまま五つの村を結ぶ。これ以外にバスや、村々を結ぶフェリーを利用する方法もある。いずれも一時間に1・2本の便数になると思われるので、時間には余裕を持って移動しよう。とくに進む方向には注意。逆に引き返そうにも、そんな本数だから大きく時間をロスしてしまいかねない。1日旅行なら滞在する村を2つくらいまでに抑えるとゆったりした時間を楽しめるはずだ。 

また、リオマッジョーレとマナローラ間は愛の小道Via dell’Amore(ワオ!)と呼ばれる海岸遊歩道があり、所要時間にして約30分、1kmほどの道を地中海を間近に抱えながら楽しむことができる。が、残念ながら少なくとも2013年5月現在は崖崩れによる被害により通行禁止となってしまっている。 


Corneille - Terre
Loin des cauchemars de mon passé 
Loin de mon enfance 
Loin des rues en terre des quartiers 
Mon adolescence 
Loin de mes danses avec la mort 
Loin de mes souffrances 
Je suis chez moi malgré l'apparence 
Car ici 
J'ai retrouvé la joie de vivre, je suis bien ici 
J'ai retrouvé le goût d'aimer, je suis bien ici 
Je me suis fait une vie, une famille, un pays Je suis bien ici 

{Refrain:} 
Un bout de terre n'a jamais fait chez soi 
C'est le temps qui me l'a appris 
Quand je regarde, je trouve autour de moi 
Un nouveau sens à la patrie 

J'ai vécu l'enfer sur la terre 
Qu'on appelle mon pays 
Je vous demande pardon soeurs et frères 
Mais comprenez mon cri (pardon) 
J'ai perdu tout ce qui m'est cher dans ce pays maudit 
C'est la triste histoire de nos vies 
Oh ! Mais ici 
Je peux tout faire, je peux rêver 
Je suis bien ici Je suis pas ingrat, ni lâche 
C'est juste que je suis bien ici 
Je suis un nomade, je suis chez moi où on m'a accueilli 
Même dans le froid d'ici 

{au Refrain, x2} 
On sacrifie tellement de vies 
Au nom de la patrie 
On vend les siens, on se trahit 
Et il y a avec ça toujours une chose 
Que tout le monde oublie 
On n'emporte pas la terre quand c'est fini
 
曲名:Terre 
歌手名:Corneille (コルネイユ) 

過去に見た悪夢から遠い 
幼年時代から遠い 
loin des rues en terre des quartiers 
青春時代 死とのダンスから遠い 
苦しみから遠い こんな姿にも関わらず家にいる 
なぜならここで 生きる喜びを再発見した 
ここにいるよ 
愛する味を再発見した 
ここにいるよ 
人生も、家族も、国もできた 
ここにいるよ
 
リフレイン 
地球の端には自分の家はできない 
時間がそれを教えてくれた 
僕が見るとき、自分の周りに見つける 
新しい意味での祖国を 
「僕の国」と人々が呼ぶ地球上の地獄に生きた 
姉さん、兄さん、ごめんなさい 
僕の悲鳴を理解してください 
この呪われた国で、大切なものを全て失った 
僕らの人生の悲しい歴史 
でも、ここで なんでもできる、夢を見られる 
ここにいるよ 
僕は恩知らずじゃない、卑劣でもない 
ただここにいるだけ 
僕は放浪者、僕を迎えてくれた家にいる 
ここは寒いけど
 
リフレイン 
祖国の名の為に人は実にたくさんの命を犠牲にしている 
命を売り、裏切りあう 
それと共に、皆が忘れるものがある 
それが終わっても大地は持ち去らない 

歌詞はフランス語。アフリカ・ルワンダ出身、現在カナダ・ケベック州やフランスなど仏語圏で大活躍していて、フランス語圏などにいたことがあった人しか知らない知る人ぞ知る正統派R&Bバラードのアーティスト、Corneille(コルネイユ)。フランス語で「カラス」という意味です。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

この日記を読んだ五十路ストーカーの古本恭子さんのご感想

730 :古本恭子 :2015/06/24(水) 14:57:08
FBで猫が死んだらイタリアにって(笑)猫も犬も5000円ぐらいで飛行機に乗れるぜ?

自己陶酔、自己弁護。

どの国に行こうが、他人様に自分の失敗押し付ける甘えた根性ある限り同じ生活だよ。

イタリアも事実を知ったら入国拒否だろ(笑)

( ゚,_ゝ゚)バカジャネーノ