女子大生に人気でデートスポットだったパイのお店が閉店するんですね。
アメリカンパイのお店。
パイというものを知ったのはいつの頃だっただろうか?
外国に憧れてた頃に図書館で見つけた本。なんとなく、挿絵がアメリカっぽい。
なんとなく洒落てる。
アメリカの明るく元気なヘンリー少年が犬を拾ったり、グッピーを飼ったり、大ミミズを取るアルバイトをしたり。
ヘンリーくんの日常が、それに伴うかわいいトラブルが明るく楽しく描かれています。
アメリカのこどもたちって大人っぽく見えるけど。お母さんに叱られると、「はい、ママ」って言うんだ?!(これはたぶん、Yes,momってことなんでしょうね)
めっちゃ素直じゃないか!!って驚きました。
ヘンリーくんはグッピーの世話が完璧でむちゃくちゃ増えてしまって水槽では足りなくなりました。
保存用ガラスの瓶の中にグッピーを入れます。
はじめはひと瓶、ふた瓶。ところがどんどん増え続けて、地下室はガラス瓶のグッピーでいっぱいになってきました。
アメリカって家に地下室があるんだ!
ある日おかあさんが言います。「ヘンリー。コケモモのジャムを作るからガラス瓶を返してちょうだい。」
グッピーは過密に育ててはいけないと教わったのでひと瓶の中に2,3匹にしてたのです。
でも、おかあさんの命令にアメリカの子どもたちは絶対服従します。
「はい、ママ」
ヘンリーくんはふた瓶分のグッピーをひと瓶に移し替えておかあさんに瓶を返します。
ジャムを作り始めるとわかるんですが。
ジャムの瓶はその果物のシーズンが終わるまでどんどん増えてしまいます。
次々に瓶を返すように言われるヘンリーくん。
ひと瓶に6匹のグッピーを12匹にしてガラス瓶をおかあさんに返します。
おかあさんもうなだれるヘンリーくんが気の毒になって言います。
「あなたの好きなコケモモのパイを作るのよ。グッピーもこんなに増やしたままではいられないわ、ヘンリー。」
ヘンリーくんの丹精したグッピーはその後、結局、幸せな広々したところへ行ってグッピーもヘンリーくんもおかあさんもめでたしめでたしなのですが。
わたしが気になるのはおかあさんが作るコケモモのパイ
なんだかとってもアメリカンな響き!!
食べてみたいなぁ、って思ってていまだ果たせません。
これはブルーベリージャムの途中。
コケモモのパイ、どこか食べさせてくれるとこ、ないかなぁ?