知ってる人は知っている。


画家、ウージェーヌ・カリエールを。


彼の画法、フスマート(薄い霧がかかったような技法)に出会った時は、

ああ、こんな描き方もあるんだなと思った。


僕が家に飾っているポスターは、

一人の女性が頬杖をついて、眠っているのか、物思いにふけっているのか、

目を閉じなにやら深淵なものを感じさせる。


数年前、東京で「ロダンとカリエール展」があった。


しかし、金もない私は、国立美術館まで行くことができず、

図録を注文してとりよせたにとどまった。


おしい。たぶんもう、ないだろう、カリエール展。


ロダンとは、あの彫刻家のロダンのことで、

二人は親睦があったのだ。


ロダンやその親睦、さらなるカリエールについての思いは、

また書くこともあるだろう。


とりあえずはお勧めの画家です。


今回はこれまで。