さてさて、裏話の第2弾だよーん。別に知りたくないよーって方はスルーしてくださいね!

それでは作演出のわたくし橋本将が語っていきましょう!


じゃあキャスティングの話も交えてキャラクターの話でもしましょうか?

実は幻のキャラクター「八八 八」(はちや よう)ってキャラクターが構想段階で居たんです。アパートの住人で喧嘩っ早いけどすぐ負ける、人情に厚い男で小西川ななちゃんに惚れている…落語「粗忽長屋」のメイン登場人物の熊さん八つぁんの「八」の方をイメージしたキャラクター…が居る予定でした。

まだ上記のキャラが固まる前段階、ほんとの初期段階では「ひたかつけんと」をキャスティングしようかと思ってたんですが…ひたかつ休業で無しに。

で、上記の様にキャラが固まってから「甲田くん」はどうかな?と思いお伺いしてみると別舞台が時期的に被ってて参加できないとの事でした。うーん、残念!

他のキャラクターはほぼそのまま、思い通りのキャスティングが進みました。ありがたい事です。そういえば、栗原徹役のおがわさんだけ手違いがあり打ち上げの時に誤解を生んでた事がわかり笑ってしまったんですが、詳細は後ほど書きます。

この時点で決まっていたキャスティングですが…

熊谷熊五郎=わでぃくん
熊谷咲=真奈美ちゃん
栗原奈緒美=えーこさん
栗原徹=
八八八=
大家源兵衛=ポセイドン
大家種=斉藤ちゃん
小西川なな=つぼなみさん
山田花子=つぐみちゃん
警官・諸星=吉田さん

上記の状況でした。そう、見に来た人ならわかりますね。婦警さんの烏野さんがこの段階でまだ居ません。まぁその経緯も後述致します。

まぁ、整理すると八八八と栗原徹だけ決まってない状態だったんです。それでツイッターで男性キャスト2名募集の情報を流しました。

ここでラインの通知音が。見ると大田アキラちゃんから!

「今回女性は募集ないのー。」

え!?出て頂けるんですか!?絶対忙しいから無理やろなと勝手に思い込んでお声掛けしてなかったので、こちらとしては毎回でも出てもらいたいので、おそらく冗談まじりのラインだった感じですけど、僕のゴリゴリ押し押しの感じで出演して頂ける事に!ありがてー!

ここで閃くわたくし。

八八八というキャラクターを吉田さん演じる警官・諸星と統合して諸星八(もろぼし はち)というキャラクターに変更。喧嘩っ早いという所は無くなり、ななちゃんに惚れている、熊五郎とある種のコンビの様な存在…という部分が諸星に加わる。

そして八八八というキャラクターが減った分、新たなキャラとして警官・烏野さんが誕生となった。嬉しい誤算というか…作品が面白くなりましたね。アキラちゃんに感謝です。

この段階で役柄やキャスティングは…

熊谷熊五郎=わでぃくん
熊谷咲=真奈美ちゃん
栗原奈緒美=えーこさん
栗原徹=
大家源兵衛=ポセイドン
大家種=斉藤ちゃん
小西川なな=つぼなみさん
山田花子=つぐみちゃん
警官・諸星=吉田さん
警官・烏野=アキラちゃん

上記の状況に。ここで何故、栗原徹が最後におがわさんに決まったのか。先程の「誤解を生んでて笑ってしまった」という状況を説明しましょう。

今回は僕と斉藤ちゃんの2人で各役者さんに連絡を取り、出演をお願いしてたんですが、2人で誰に聞くかを振り分けてたんです。おそらく僕の勘違いなんですが「前回の稲瀬遺失物相談所へようこそ!に出て頂いたおがわさんに栗原徹やってもらいたいから、お願いしてみて?」と斉藤ちゃんに頼んでたつもりだったんです。実は言ってなかったみたいで…ふへへ。

斉藤「えーこさんとつぼからおっけーもろたー。」

ポセ「でかした〜!じゃあえーこさんはやっぱり奈緒美さんお願いしたいなー、つぼなみちゃんは山田花子か小西川かなー。悩むなー。」(おがわさんからは返事来ずかぁ〜忙しいんだろーなー)

数日後…。

斉藤「アキラさん出てもらえるんですね!」

ポセ「うん!だから新たに婦警さんをやな…諸星とコンビで…。」

斉藤「ええやん!面白そう!」

ポセ「せやろ?…ほんで、やっぱりおがわさんは無理っぽいんかなー?」

斉藤「え?どうなんですかね?」

ポセ「え?聞いてないん?」

斉藤「聞けって言われてないですよ?」

ポセ「え?」

斉藤「え?」

そんな感じでかなり遅れてお願いした所、快諾していただき、無事全てのキャスティングが決まったのでした!打ち上げの時に僕が「もうキャスティングが思ってた通りやったんで、サイコーでしたわ!」って言うたら、おがわさんが募集かけた後のオファーやったんで「僕は何人目の徹やったんすかねー。」って(もちろんボケよ?)「ご!誤解やでー!ちゃうんやー!」ってなりました。

思い通りにならなかったのは八八八だけなんですよね。その八八八もキャラとしては無くなりましたから、そういう意味では、公演に出演したキャラクターは全て思い通りのキャスティングだったと言えます。

それでは長くなりましたので、また次回!他のキャラクターの話やストーリーについての話をしましょう!

そいじゃま、そーゆーことでー。