さてさて続きですが…キャラ設定とかの前に、この物語の設定や裏話の方を先にしてみましょう。

まずジャンルを勝手に「新本格派おふざけミステリー」としております。物語の舞台が洋館の「十一角館(じゅういっかくやかた)」であったり、焦茶が十一角館に来る前に解決した事件が「ラーメン屋霧越亭殺人事件(らーめんや きりごえてい さつじんじけん)」だったりする所は、綾辻行人さんの著書「十角館の殺人」や「霧越邸殺人事件」へのオマージュ…と言わせて頂きたい。好きなんです。綾辻行人さんはミステリーの世界で新本格派と言われております。

そう!勝手に本当に勝手に!その分派の枝分かれしたその先の亜流の亜流として…

新本格派おふざけミステリー。

があると思いたい。思わせて頂戴。

設定は本格的なミステリーですから。山奥の洋館に吹雪で閉じ込められると言うシチュエーション。辿り着く名探偵。巻き起こる殺人事件。本格的なミステリーでしょう?

本格的なミステリーの状況でどれだけふざけれるのか?そこがやりたかった所ですね。

でもそれだけじゃ嫌なので、少しの人間ドラマを…。いつもの僕の作風ですね。人間ドラマと言うほどでも無いんですが…まぁ、そこらへんはまた後述致します。

小説のミステリーだけでは無く、漫画にも影響受けてます。特にミステリ漫画では「金田一少年の事件簿」と「あやつり左近」に影響受けまくってますね。今回の登場人物は金田一の影響が濃いです。

じゃあ登場人物の話になりましたので、人物設定等の話に戻してみましょう。

それでは…五本洋介。フリーライターの五本洋介さん。

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前述の通り思いっきり金田一少年の事件簿の影響出まくり。フリーライターと言う職業、最初嫌な奴で最後結局良い奴だったパターン。そして名前もほぼそのまま。金田一の、いつき陽介から。

ただ今作のお話に合わせてキャラクターをいじってます。元小説家で宮垣に盗作され小説家を辞めるという作家的なナイーブな面や、計画的では無いとはいえ復讐をしてしまうと言う所も「いつき陽介」とは違うところですかね。

名前は「いつき」を「五木」に変換して、この役を演じてくれた高本ケントさんの「本」を「木」と変え「五本(いつもと)」となる。陽介もキャラ的に「陽」のキャラでは無いから変える事に。変換一覧で見てしっくりきた「洋介」に決まる。

ゲストの高本ケントさんが好演してくれましたね。上の写真の、一眼レフをぶら下げてヨレヨレのミリタリーコートって感じがカッコ良いっすよね。高本さんやから出た雰囲気やと思います。ちょいとひねくれてるけど最後にツンデレな感じが出るのは、少しベジータとかのニュアンスも混じってるんですかね?僕はキャラ的にこう言う役は回ってこないだろうなと思うので羨ましく思ったりもします。

高本さんは最初はクールなイメージだったんですが、杉野さんの降板により末永百華さんを紹介していただいた時のやり取り…

高本「ウチのメンバーの女優がスケジュールいけるみたいです。」

ポセ「ホンマですか!?いやー助かります。」

斉藤「お名前は何という方で…。」

高本「末永百華です。」

ひた「漢字はどう書くんですか?」

高本「末永の末に…末永の永…。」

いや!わからーん!その説明じゃわからーん!

このあたりからクールなキャラが崩れ始めた気が…。意外とお茶目な人でした。

さてさてお次は…メイドさん。北村真由美さん。

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先程の話に出て来た通り別の方をキャスティングしてたんですが体調不良により降板。高本さんの紹介で急遽来ていただいたのが末永百華さんでした。いやー、わずか3週間程でよくあそこまで仕上げてくれましたよね。少しだけ演者変更による台本の変更もしましたが、あくまで少しだけ。本当によく仕上げてくれました。

キックをしたりと攻撃的な一面のあるキャラクターなんですが演出をつけているときに僕が「人を蹴ったりとかは…?」と問うと「普段あまり人を蹴らないですー。」との事。

キャラのモチーフはドラゴンボールのランチさん。そこに洋館には付き物のメイドさんを加えて出来上がり。個人的には末永さんのテヘペロが可愛すぎたので、本当にこのキャラ作って良かったなぁと思いました。

苗字は「十角館の殺人」に出て来る使用人の北村夫妻から、名前はインスピレーションでパパーンと決めた記憶が…。

お次はオーナー。中村清一。

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キャラのモチーフは「金田一少年の事件簿」の蝋人形城殺人事件に出てきたフランケンシュタインみたいな見た目の世話係。あの登場時の怪しげな感じと高木陽平の不思議感をミックス。

後は高木が不思議な設定をどんどん足して行くので、こっちでセーブしながら見守ってた感じですね。何故かハーモニカを吹くとかね。エスカレートしてアコーディオンを稽古場に持って来た!面白かったんだけど、流石にカット。なんでアコーディオン持ってんだろう?不思議だ。

毎度毎度タカーキーは不思議な魅力を放つのよねー。お客様のアンケートにも「オーナーさんが気になります!」って良く書かれてたもの。

名前は「十角館の殺人」をはじめ「館シリーズ」のキーとなる人物。建築家の中村青司を少しいじって中村清一に。

さてさて、長くなってきたので、今回はここら辺で。

後1回か2回で完結させますので!また近々更新するよ!もちろん裏話も満載でね!乞うご期待!