用水路にいた仔犬が我が家にきて、3日目。食欲旺盛でよく眠るようになった。

 大きな変化はよくしっぽを振るようになったこと。最初は警戒して、丸めていたが、妻やジィジがかまってあげたり、エサをあたえると、シッポをくるくる回す。

 ゲージの中にいるが、起きていると常に視線は妻の方。しかし、ムダに吠えたり、怒ったりせず、大人しくしている。

 昨晩は初日と比べ、夜泣きしなくなった。寂しくならないよう、ラジオをかけっぱなしにし、電気も点けたまま。そして、妻が隣の部屋で寝、泣き始めると、抱きしめたり、布団の傍らに寄せ、一緒に就寝したから。

 ジィジが朝5時、ビリーの散歩に出かけようとしたところ、妻のそばにいた仔犬がシッポを振りながら「おはよう」とあいさつしてくれた。「なにか、いいことありそう」と思い、ビリーのいる部屋に向かった。



 


 動物病院のホームページの新着情報に「仔犬里親募集」の記事が掲載された。

 川でおぼれていました。中型犬のオス、生後40日くらい。野犬と思われますが、よくなれています、と紹介。「中型犬の雑種仔犬は、今では希少価値となっている」とも付け加えられていた。

 



 この病院はビリーも世話になっており、「今飼っているワンちゃんも、河川敷にいたので、この子の兄弟なのかも」「散歩している人に近づいてきて保護を求めた子たち。人にさわられたことがないのに、人を瞬時にして、接近し、運命を切り開いたのかも」などと書かれている。ビリーを保護したのは1年10カ月前のことだが、その時のことも克明に覚えてくれている。さすがプロ。それにしても頭がさがる思いだ。

 

 この内容は病院の受付にも掲示されている。週末は病院も休みなので、週明けから問い合わせがくるかも…期待したい。