先日、南三陸のサンマに添えるゆずを収穫しようと、河川敷の畑に行くと、敷地内が竹林と化していた。

 そこで草刈り機で刈り取ろうとしたが、跳ね飛ばされ、1日目は断念。2日目、竹刈り用ののこぎりを持って畑に行こうとした。

 すると、車で向かう途中、近くに住む先輩(69)から「なんや、竹刈りか?どうして伐採するの」と声をかけられた。ジィジが「のこぎりで…」と言いかけると、「いいものがある。これを使ったら」とレシプロソーを貸してくれた。

 



 レシプロソーとは刃を高速で動かし、木やパイプなどを切断する電動工具。「なんや、夢グループのか」と笑うと、「これはマキタ。大丈夫」とスペアの歯、バッテリーも一緒に貸してくれた。

 

 畑は草むらと化し、その中に無数の竹が生えていた。刈り取ろうとしたが、足元が不安定で、竹にツルが巻き付いて、中々、倒れない。「もうイヤ」とくじけそうながら、レシプロソーを使い、50本ほどを伐採。周囲の雑草も刈り取り、約3時間かかった。

 もし、のこぎりで作業していたら、丸一日を要しただろう。先輩のおかげで半日程度で作業を終えることができた。



 ホームセンターで替刃、スーパーマーケットで彼の大好きな長浜名物の親玉饅頭を購入し、バッテリーをフル充電。「おかげで助りました」と工具を返却した。

 彼はレシプロソーのほか、様々な電動工具を持っており「必要だったら、いつでも貸すよ」と言ってくれた。

 文明の利器

 先輩 

 健康

 体力

 持つべきものは…。