18日午前5時40分ごろ、近所の河川公園で、人骨のようなものを見つけた。

 散歩中、ビリーが草むらの中から偶然探し出したもので、長さは約25㌢。大型動物の骨のようにも思えた。

 ビリーがくわえたまま、離そうとしなかったので、そのまま持ち帰った。妻は「気持ち悪い。関わらないで」と廃棄するよう、指示した。

 ジィジは事件性の可能性もあるとして、自治会集会所前に設置された「警察官への手紙」を入れるボックスに骨を入れておいた。昼前、近くを通ると、女性警察官が署に連絡していた。

 ジィジが骨を見つけた経緯を話し、ビリーが骨をくわえている写真を見せると、女性警官は「かわいい」とその光景を自分の携帯電話に写し、署に送った。その後、ジィジは自分の連絡先を教え、自宅に戻った。

 間もなく、女性警官が自宅を訪問。「いま、骨を鑑定してもらっている。念の為、拾った場所を教えてほしい」といった。ジィジは「車の後をついてきて」「あれが第一発見者です」とビリーを指さすと、女性警官は微笑んでいた。

 その後、公園の捜索活動が行われたが、他に骨は見つからず、骨も(馬や牛などの)動物の骨と判明。事件性もなかった。

 女性警官から連絡があり、ジィジ「何事もなく、よかったですね」、女性警官「あのワンちゃん、何という種類ですか?」、ジ「雑種です。公園の近くで保護した元野犬です」、女性警官「おとなしくて、かわいいですね」と骨のことはそっちのけで、ビリーのことがお気に入りのようだった。