21日午前10時ごろ、市内の総合病院へ通院している娘を迎えに妻と孫を乗せ、車で走っていた。
交差点付近まで行くと、路側帯に乗り上げた事故車が停まっていた。この車は前のバンパーが吹き飛び、エアバッグが開いている。もう1台はガードレールを突き破り、、横転し川に沈んでいる。
数台の車は見て見ぬふりをして通り過ぎている。
ジィジが妻に「ちょっと見てくる」といい、車から出ると、70歳くらいの男性が手を上げながら「気が動転して電話ができない。相手の車の中に人がいる」と助けを求めてきた。
ジィジは「お怪我はないですか。消防と警察に連絡を入れます」と告げ、119番通報をした。消防の通信指令室から、事故現場を教えてほしいと言われ、町名と近くにあった和菓子店の名を告げると「的確な通報ありがとうございます。警察からはこちらから連絡します。けが人はいらっしゃいますか」と質問された。
水没している車の中には60歳くらいの男性が横たわっており、偶然、通りがかった近所の若夫婦が中にいた男性を車外にひきずり出してくれた。車からは油のようなものが漏れていたから「ガソリンかもしれない。エンジンを切って」とお願いした。
通報して間もなく、救急車2台とパトカー4台、救助工作車1台が到着。横転した車の運転手は首や肩、足などを負傷。相手の男性も胸を強打し、救急車で病院に搬送された。警察官はドライブレコーダーの記録を調べ、2人に事情聴取。消防隊員は川にオイル吸着マットを敷き、油が下流に流れないようにした。
当事者の話から、北進していた車が信号を無視して交差点に突入。東進していた車の側面にぶつかり、東進車はガードレールをなぎ倒しながら、スピン。横向きになって川にはまったらしい。車は2台とも大破したので、レッカー車で撤去された。
普段から事件事故の現場に遭遇しているジィジ。これぐらいの現場は見慣れている。
事故処理がひと段落して、娘を迎えにゆくことに。くるまで待っていた妻は「記者魂に火が付いたよう。ジィジの姿、かっこよかったね」と孫に語り掛けていた。
ところで今回の事故で、ジィジが話しかけ2人とも最初に口にしたの「信号は〇色だった」。自分の正当性をアピールした。
私が聞きたかったのは住所や名前、体の状態、同乗者がいないか。
なんだか人間の本性が見えたような気がした。