昨日、妻たちが子ども用品の店で買い物。「いいものを見つけてきた」と喜んでいた。

 それは風呂のおもちゃ「おふろでぺったん」。風呂場の壁に貼ったり、湯舟に浮かべ遊ぶグッズ。孫が大好きなワンワンの絵柄が書いてあり、タイルや浴槽にもひっつく。パズル状になっているから、頭の体操にもなるスグレもの。

 

 なぜ、「いいもの」なのか?

 我が家で孫を預かるようになり、生活の中で一番の大仕事は入浴。

 お風呂は私が湯舟に浸かり、妻が服を着たまま、入れているのだが、ママの顔が見れなくなる上、水が相当恐いようで、入浴が大嫌い。

 夕方、お湯を入れる音が聞こえたり、誰かが「お風呂入れようか」と言っただけで、孫は「ママ、ママ」と母親を探し、ギャン泣き。これがずっと続いている。

 

 老夫婦は孫のご機嫌を損ねないよう、「いい子だね」「きれいになろうね」と声をかけ、湯舟にアヒルや金魚の人形、水に濡れても大丈夫な絵本を浮かべ、体を洗ってきた。

 さて、救世主となるべき「ぺったん」の効果はいかに。


 相変わらず、当初は泣きはしたものの、体が温まると、ぺったんで遊び、気分が落ち着いたよう。風呂上りには余裕で「バイバイ」とジィジに手を振りながら、バスルームを後にしていた。

 毎日、異なる孫の表情に一喜一憂する老夫婦。入浴タイムは春まで続く。