
先日、娘が孫を連れて、しばらく帰省していた。
今年は猛暑で外で遊ぶことができない。家の中で遊んでばかりでは孫も飽きるだろうと、市内の子育て支援センターに連れていった。
市内には公設、民間の計8施設があり、最寄りの施設を初めて利用した。午前9時半ごろ、行くと1組の親子が遊んでいた。
ここは以前、農業者の経営改善を目指し、支援する施設だったが、利用が少なくなったため、畳の間をフロアにリフォーム。おもちゃや遊具、絵本などをそろえ、子育て支援センターにした。
以前は大きな縛り(規約)は無かったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、対象者を市内在住の未就園児と保護者に限定。定員を15組程度とし、利用時間も来館から1時間以内とした。
開館時間は午前9時から11時半、午後1時から3時半まで。昼は換気、消毒のため、使えない。入館する際、体温チェックはもちろん、手指の消毒があり、保護者は靴下を着用することが義務づけられており、履いていない場合は、赤ちゃん用のおしりふきで消毒してから、入館する。
娘親子が入館して1時間もたたないうち、多くの親子連れが遊びに来たため、帰ることに。せっかく慣れてきた孫も、後ろ髪をひかれるようだった。
職員によると、ここ数日、隣の市の保護者から「利用できないか?」との問い合わせが絶えないという。最近、コロナ患者が急増しているため、隣市の子育て支援センターは里帰りの親子は利用できない。いまた、いずれも認定こども園に併設されており、園児の感染拡大に伴い子育て支援センターも休館しているらしい。
保護者たちは遊ぶところ(できれば無料)を探すのだが、コロナ禍により、大型量販店やレジャー施設の遊び場なども閉鎖されており、行き場を無くしているという。仕方なく図書館で絵本を借りて読んだり、ビデオを見たりして日中を過ごしているが、朝から晩まで子どもの世話、家事にも追われ、疲れきっているママさんも多いとか。
隣市は「日本一子育てしやすいまち。住みやすいまち」を重要施策にしている。職員は「待機児童も解消されていない。コロナ禍で、子育て難民が増えている。行政は現場の声を聞いてほしい」と嘆いていた。