
退院3日目。隣接する妻の美容室のガスボイラーが故障。客の洗髪中、湯が出なくなり、慌てた妻が「お湯が出ない」と大声で家に飛び込んできた。応急措置として、自宅から店までバケツで湯を数回運んだ。客は1時間ほど、仰向けになったままだったが、何とか、髪を洗い流せた。
業者に修理を依頼し、結局、交換。15年間も使用していたから仕方ないかも。
問題が解決し、図書館へ行き「血液のがん」「正しいがんの知識を教えてください」「病気自慢」「ちいさなことにイライラしなくなる本」「50歳を過ぎたら、『まあ、いいか』『それがどうした』『人それぞれ』でいこう」の5冊を借りる。白血病について知識を深められ、これからの生き方についての考え方が変わった。
「50歳を過ぎたら」は課長・島耕作で有名な漫画家・弘兼憲司さんの著書。
「人生はプラス思考で楽しく生きたもん勝ち」
「人生を面白くするのも、つまらなくするのも自分次第」
「現実を認めて素直に生きれば楽しい人生が見えてくる」
「どんな小さなことでも、楽しみを持っている人間は強い」
「人生は片道切符だから、やりたいことをやったほうがいい」
「人は人、自分は自分」などの言葉に背中を押された。
弘兼さん曰く、
「まあ、いいか」
「それがどうした」
「人それぞれ」という「魔法の言葉」に共感。
細かいことに、いつまでも拘らず、寛容な気持ちで自分なりの人生を楽しむことに決めた。。
この日は早めに就寝したものの、左胸が急に痛みだす。妻は店にいたので、電話で呼び、背中をさすってもらうが、痛みが左腕に移る。昼間、重たいバケツを何回も運んだから、体が悲鳴を上げたようだ。これが副作用の始まりか…