
2010年 韓国 140分
監督・脚本:ナ・ホンジン
出演:ハ・ジョンウ、キム・ユンソク、チョン・マンシク、チョ・ソンハ
(イントロダクション)
「チェイサー」のナ・ホンジン監督によるデビュー2作目となるクライム・サスペンス。ある2つの目的を果たすために韓国に密入国した韓国系中国人男性が、残酷な運命に翻弄されるさまを、パワフルかつスピーディな演出でスリリングに描き出す。主演は「チェイサー」のハ・ジョンウとキム・ユンソク。中国に暮らす韓国系中国人のタクシー運転手、グナム。生活は苦しく、妻は韓国に出稼ぎに行ってしまい、最愛の娘も母親に預けて仕事に励む日々。しかし、妻を韓国に送り出すときに作った借金に加え、賭け麻雀でも大負けしてしまい窮地に陥る。そんな時、裏社会の顔役ミョンからある取引を持ちかけられる。それは、韓国で一人の男を殺害してくれば、借金を棒引きにしてやるというものだったが…。
悲しき獣というタイトルが合っているなあという作品。
自分の未来を託す人を決めるのは自分の責任でもあるけれど、
このグナムは、一番大事な部分を人に委ねるが、いい加減なことをされてしまう、
本当は自分の目で確かめるのはそれだったのではと思ってしまう。
この作品、カーアクションにバイオレンスが合わさって、
これまでの韓国映画では観たことないような気がした。
裏社会の顔役ミョン、このミョンの圧力というのはすごいのだろう、
なんせ、1人で10数名を手斧でやっつけてしまうのだから、
あの銀行で観かけた殺害された教授の妻と、
調べて辿り着いた殺人依頼をした銀行員のツーショット、
これは何を意味していたのか?はっきりとはわからないけれど、
そういうことなのだろう。そこから去るグナムは悲しそうだった。
しかし、こんなことよりもっと悲しいのがエンディングで、
電車から降りてきた女性を観て、
グナムが大事な事を委ねたバカ野郎に、
お前が悪い、お前何してるねん!と言ってしまった。
悲しすぎるぞ、この結末。