$こんなんありました!
2010年 日本 152分
監督:熊切和嘉
出演:谷村美月、竹原ピストル、加瀬亮、三浦誠己、山中崇、南果歩、小林薫、伊藤裕子、大森立嗣

(イントロダクション)
北海道函館市出身で90年に自ら命を絶った小説家、佐藤泰志の未完の連作短編集を、函館市民が中心となって映画化したヒューマン・ドラマ。原作から5編をセレクトし、函館市をモデルにした“海炭市”を舞台に、そこに生きる市井の人々の人生模様をオムニバスタッチで綴ってゆく。監督は自身も北海道出身、「ノン子36歳 (家事手伝い)」の熊切和嘉。冬の海炭市。造船所が縮小され、大規模なリストラが断行される。妹とつましく暮らしていた颯太も職を失い、兄妹は不安の中で年越しを迎えようとしていた…。再開発地域にただ一軒残る古い家。市役所のまことは、一人で暮らす70歳のトキばあさんに立退きの説得を試みるが…。

①リストラにあい職を失った兄(颯太)とその妹、元旦、二人は初日の出を見ようと、なけなしの小銭を持って山に登るが、帰りのロープウェイ代が足りず、颯太だけが歩いて山を下りる、妹は麓の売店の前で、独りで待ち続けるが、いつまでたっても颯太は降りてこない。

②街の開発のために立ち退きを迫られている老婆・トキの元には、市役所に勤めるまことが説得に訪れる。家畜たちと共に昔からこの土地に暮らすトキは、頑として立ち退きに応じない。ある日、トキの飼い猫のグレが姿を消す。

③プラネタリウムの職員、隆三の妻は派手な服に身を包んで夜の仕事に出かけてゆく。中学生の息子は口をきかなくなり、夫婦の仲も家庭も冷え切っていた。

④そのプラネタリウムに通う少年、アキラの父・晴夫はガス屋の若社長であり、新規事業として浄水器を扱うがうまくいかない。先代である父から経営の不備をなじられ苛立つ晴夫は、妻・勝子のアキラに対する虐待に気づき、彼女に暴力を振るうが、同級生だった千恵子との不倫を逆に責められる。

⑤路面電車の運転士・達一郎は、運転席から息子の博の姿を見かける。東京から晴夫のガス屋に浄水器の営業に来た博は、海炭市の出身だったが、父と会う事を避けていた。故郷のバーの女たち、男たちのやりとりを眺める博。

新年の夜、達一郎の運転する路面電車で、海炭市に生きる人々はすれ違うという形で、
登場するキャラクターの接点を持たせていた。
一番悲しかったのは、①の話兄の優しさを感じならでも、妹も直感的に何かさとったのか。
チケットを手渡された時の態度がなんとなくそんな感じにとれた。
兄の言われるがままにそうするが後に後悔することになってしまう。
なんでそうなってしまったのだろうか?
妹のことを考えていたのだろうか?