
2004年 フランス 124分
監督:ウスマン・・センベーヌ
出演:ファトゥマタ・クリバリ、マイムナ・エレーヌ・ジャラ、サリマタ・トラオレ、アミナタ・ダオ、ドミニク・T・ゼイダ
(イントロダクション)
アフリカの各地に今も残る女性の割礼(性器切除)という因習を巡ってとある村で巻き起こる騒動を通して、アフリカ社会が抱える問題を浮き彫りにしたヒューマン・ドラマ。監督は「チェド」のウスマン・センベーヌ。西アフリカのとある村。ある日、この村の女性コレのもとに4人の少女が逃げ込んできた。彼女たちはこの村に古くから伝わる割礼を拒否し、コレに保護を求めたのだった。自身も割礼の後遺症に苦しんできたコレは、少女たちを保護すると決心する。しかし、伝統に真っ向から逆らうコレの行動は男たちを困惑させ、村に大混乱を引き起こしてしまう…。
この問題は実際女性の問題ではあるけれど、男の方の男尊女卑的な考え、
弟は兄に、息子は父親に絶対服従といった縦社会の中では変えていくのは難しいなあと思う。
この作品では綺麗にその部分が崩壊して、明るい未来へ進んでいこうではないかいと括られていた。
亭主が留守中にコレは4人の少女がやってきて保護を求めた時、迷わずに保護することを決めた。
亭主が帰ってきて、保護するのを止めろと言われようが、コレは保護し続けることを決意していた。
亭主は兄から唆されて、コレを鞭打ちにして強制的に保護を止めさせようとするが、
食料品や日用品の移動販売店の傭兵と呼ばれる男に救われる。
日頃、軽口ばかりをたたいていて、軽い男なのかと思っていたら、
その光景が見るに堪えなかったので、鞭打ちを止めにかかった。
その夜、この傭兵と呼ばれる男は、村長の命で村人たちに殺されてしまう。
何たる暴君ぶり、こういう考えでいる男がこの村の大多数を占めているみたい。
4人保護していたが、そのうちの1人がどさくさに紛れ母親に連れていかれ、
嫌がっているのにも関わらず娘に割礼を受けさせ、結果自分の腕の中で亡くなってしまった。
その母親は、泣きじゃくり後悔してしまう。それ以外の3人の女の子は割礼を受けずに無事ですむ。
この3人の娘の母親、それと我が子を亡くした母親たちは割礼廃止を唱える。
コレを先頭に、村長たち男の集団に割礼をさせないと宣言しに行く、
村長たち男どもは、どうせ割礼をしていない女と誰も結婚しないと思っていた。
まず男で立ち上がったのは、コレの旦那でわしは家族を守るのが役目だと自分の家に戻る。
次に村長の息子が立ち上がり、いつまでも暴君の時代は続かないと父親に向かって言い放つ、
村長も激怒するが、息子は自分の結婚相手は自分で決めると言い、
最初から決まっていた縁談相手のコレの娘の所へ歩み寄る。
コレの娘も割礼を受けていない、この行為は村長への反逆行為になるが、
この悪習を変えなければならないと思ったうえの行動だろう。
昔からやっているからと言って続ける悪習で、
女の子の体のことを蔑ろにしていることなど分からない男たち、
そんな中だからこそ悪習と自覚する者がいないかもしれない。