
2009年 日本 107分
監督・脚本:大岡俊彦
出演:深澤嵐、ともさかりえ、萩原聖人、モト冬樹、蓮佛美沙子、柄本時生、江口のりこ、上村響、村中龍人、中村凜太郎、(いけちゃんの声 蒼井優)
(イントロダクション)
人気漫画家・西原理恵子が初めて手掛けた感動絵本を実写映画化。主人公の少年ヨシオ役には「子ぎつねヘレン」の深澤嵐。また、不思議ないきもの“いけちゃん”の声を蒼井優が担当。監督は、これが劇場映画デビューの大岡俊彦。少年といけちゃんの心温まる交流とその切なくも感動的な結末を瑞々しく綴る。小学生のヨシオには、いつの頃からか“いけちゃん”がいつも一緒にいた。それは、ヨシオにしか見えない不思議ないきもの。いじめられたときも、お父さんが事故で亡くなったときも、いつもいけちゃんが見守り励ましてくれた。こうしてヨシオは、一つひとつ困難を乗り越えながら少しずつ大人へと成長していくのだったが…。
『ハーマネント野ばら』、『毎日かあさん』に続き、
西原理恵子作品3本目の映画になった。
完全にこの人にハマリング状態、ブログも拝見していて、
ゲラゲラ笑ってしまうこともあるし、
今でも『ハーマネント野ばら』の小池栄子の口癖が忘れられない。
一体どうなるのかなあと思う展開で、
最終的にはしんみりした気分にさせられる。
しかし、本人のブログだけをみていると、ギャップを感じさせられるので不思議。
このギャップに嵌っているのかもしれない。
いけちゃんって一体何?それがわかった瞬間にしんみりしてしまう。
いや、いけちゃんと少年の別れが近いなあと思い始める頃からそうなっていたかもしれない。
毎回、何かしら心に残るセリフがあるけれど、
今回は、飲んだくれで側溝にはまって死んでしまった少年の父親が、
いじめられて顔に傷をつけている少年に言ったセリフが印象に残った。
「前に傷があるということは、ちゃんと前を向いている証拠、逃げてできた傷じゃない!」と、
自分の息子にちゃんと言う、お前ちゃんと見ているやんけと思いながらいたら、
父親は我慢の限界がきたのか、奇声をあげて息子をいじめている2人組の親の所に向かう、
しかし、敵を目の前にして逃げてしまう。なんというヘタレ、
幻滅酒の勢いで何とかしようと思ったのだろうか?
走っている最中に酔いが覚めたのか?急に怖気づいてしまう父親だった。
いけちゃんというのは、少年時代だからこそ許される存在なのだろう。
このケース場合は、ヨシオがいけちゃんを逃現実から逃げるために作り出したものではなく、
その現実を変えていこうとするために助言する立場のいけちゃんだったので、
良かった、出来過ぎた話なのかもしれないけど、
ヨシオはあれほどいけちゃんに思われていて幸せだったのだおうなあ。
蒼井優のいけちゃんの声は、ばっちりだったと思う。