こんなんありました!


2008年 日本 110分

監督:雑賀俊郎

出演:高橋賢人、御厨響一、中嶋和也、松下奈緒、高島政宏、羽田美智子、大坪千夏


(イントロダクション)

鹿児島の小学校で開催される毎年恒例の遠泳大会を巡って、それぞれの事情を抱えながら初参加する小学生たちの葛藤と友情をさわやかに綴る成長物語。タイトルの“チェスト”とは、鹿児島で使われている掛け声のこと。小学6年生の吉川隼人は正義感にあふれた生粋の薩摩っ子。クラスでも一番の人気者の彼だったが、そんな隼人に人生最大のピンチが訪れる。カナヅチであることをひた隠し、これまでうまく逃れてきた毎年の恒例行事“錦江湾遠泳大会”へ、今年ついに強制参加させられる事態に直面してしまったのだ。隼人は、東京からの謎多き転校生・矢代智明にコーチを依頼、同じくカナヅチで過敏性腸症候群に悩む成松雄太と一緒に秘密練習を開始するが…。


直接みたことないけれど、今の運動会っていうのは順位をつけないらしいが、

教育委員会かバカ親が言い出したのかは知らないけれど、

優劣をつけないためかあ?そんなのおかしいくないかあ?

優劣をつけないと良いバランスが崩れるのではないだろうか?

この話は小学校生活最後の遠泳大会で、それに出るのも色んな段取りがあって難しい。

40周検定というのがあり、プールを40週泳げるかを確認するためのものもあったり、

当日にちゃんと健康診断を受けたり、万全を期して行われている。

スイミングキャップの色を変えてちゃんと生徒のレベルが確認できるようにしている。

青色が上手、黄色が普通、赤色が苦手という感じでレベル分けされている。

青色のキャップをかぶっている生徒は、自分の班のキャプテンで皆の面倒をみなくてはならない。

黄色の生徒も自分のことで精一杯なのかもしれないが赤色キャップの面倒をみなければいけない。

何か運動会で順位をつけるのに、反対しているバカ親にこの作品みてほしい。

屁理屈こねてるぐらいだから、理解できないかもしれないけど、

子供が子供同士でもがきながら、一人の力は知れているが、それが輪になった時に、

何が起きるか、起きたら子供たちは何を思うか?

小学校からお受験させられる子供よりも、子供ながら人とぶつかり、時には助け合い、

そして目的を達成する喜びをしる方がこの時期には大切ではなかろうか?

主人公の隼人はカナヅチを隠して遠泳大会を毎回サボっていたが、強制参加させられる形になる。

同級生の成松も小学生最後の遠泳大会というのと、氷砂糖を大好きな先生からゲットするために、

過敏性腸症候群というハンディがありながらチャレンジをする。

隼人は良いやつで、野太刀白顕流という道場に通っていて、

そこの教えが弱いものをいじめるなということで、弱い者いじめはほっとくことができない。

ただでさえいい奴なのに、成松と仲良くなってから、転校生を交えてさらに良い人間になっていく、

転校生も隼人たちのおかげで、悩み事を乗り越えることができる。

少し出来過ぎた話なのかもしれないけど、あの風土の中だったら、

優しい子供が沢山育つのだと思うし、親も子育てで悩むようなことはないだろう。

成松と隼人だけが皆と別で40周検定を受けるシーンは、この映画のテーマだったはず、

最初から子供たちが育っていく過程をみていたので親の気持ちになって泣いてしまった。

松下奈緒みたいな小学校の先生がいてたら勉強どころじゃないだろう、

成松はこの先生から遠泳大会に参加して、船から先生の投げた氷砂糖を食べるのが参加動機だったが、

しかし、やっとの思いでその大事な先生から氷砂糖をもらえると思った瞬間に、

成松にとっては悲劇がおとずれた。このシーンも印象に残って面白かった。

郷中(ごじゅう)教育、年上の者が年下の者を指導するという教育についても触れられていたけど、

なかなかいいものだと思う。

今はどうなんだろう、人と接するのが面倒臭いと言ってこんなこともできない人間が多いのだろうか?