こんなんありました!

2011年 日本 114分

監督:小林聖太郎

出演:小泉今日子、永瀬正敏、、矢部光祐、小西舞優、古田新太、大森南朋、田畑智子、光石研、鈴木砂羽、正司照枝


(イントロダクション)

元夫婦の共演としても話題となった小泉今日子と永瀬正敏の主演で贈る感動ドラマ。原作は西原理恵子が同名ベストセラー・エッセイ漫画。元気な子どもたちに振り回され、アルコール依存症に苦しむ夫との葛藤を抱えながらも、パワフルな毎日を送る主人公の家族への深い愛を笑いと涙で綴る。監督は「かぞくのひけつ」の小林聖太郎。漫画家サイバラ リエコは、6歳の息子ブンジと4歳の娘フミを育てる二児の母。子育てと仕事に追われる忙しい日々を送っていた。そんなサイバラの夫は元戦場カメラマンのカモシダ。現在、アルコール依存症と格闘中で入退院の繰り返し。しかも、克服どころかますます悪くなる一方。ついにサイバラは離婚を決意するのだが…。


西原理恵子さんみたいな子育てが誰でもできるかと言えばそれは難しいのだろう。

そしてダメ亭主だと思いながらも、

鴨志田という男を見放さなかったのは二人のみに分かるもので結びついていたのだろうか?

西原理恵子さん、波瀾万丈な人生、ちょっと調べてみた。

高校を飲酒が原因で退学になったり、それを不服として裁判を起こしたり、

本人曰く「ギャンブルマンガを描くには実際に体験する必要がある。」とのことで、

数年間パチンコや麻雀に熱中する日々が続き、

その結果損失金額は10年間で約5000万円となるが

「私が負ければ負けるほど読者の受けがいい」と言っていたらしい。
女というか男前、この作品を観ていたら一人の母親であるのは間違いないけど、

母親で子供と向かい合う場面もあれば、子供同士のケンカみたいなこともしているので、

立派な大人という表現ではなく、

大人と子供それと頑固ジジイがきょうぞんしているような人物なのかなあと想像してしまった。

作品の中でのエピソードの中で、大爆笑してしまったのが、ジャリ禿のシーン。

ある日ブンジ君の渦巻き辺りに円形脱毛症のような禿を発見するかあさん!

あらびっくり!両親の離婚でショックを受けない子供なんていてない、

知らず知らずに子供に苦労をかけていたことを反省するかあさん、

後ろからブンジに抱きつきごめんねごめんねと謝り、今日何が食べたい何でも作ってあげる、

それから寝る前に何冊でも本を読んであげると約束する。

その晩はブンジの言うとおりハンバーグを作る。

その次の日に、ブンジを病院に連れて行診察を受けるが、

それは誰にでもできるジャリ禿と言われるものだった。

それをしったかあさんは、何じゃそりゃといわんばかりに拗ねてしまい、

約束など忘れてしまい、ねえねえかあさん今日の晩御飯は何?と聞くブンジに、

多分ブンジが嫌いであろうピーマンを使った料理名を言う。

何といやらしい母親、自分が勝手にそう思い優しくしたのに、子供からすると何言ってるねん!となるだろう。

こんな感じでも上手く親子関係がいくのはお互いがしっかりと分かりあえてるからなのだろう。

鴨志田さんが亡くなったときに、子供たちがしたことは西原さんに取ってはすごく励みになったのだろう。

子供がいなかったら西原さんどうなっていたのだろうか?

鴨志田さんが亡くなった後、3か月執筆活動ができないぐらいに鬱状態になってしまったらしい、

それだけ何だかんだ言ってきたけれどかけがえのないものだったのだろう。

鴨志田さんも幸せ者だなあ。

ただ何度も酒を飲んで血を吐いて入院しての繰り返しで、

このままだとどうなるということは自覚していただろうに、

あんな可愛い子供たちがいるのにもかかわらず、

これから先の未来、子供たちと暮らす時間を削って酒に走ってしまったのは、

自分が選んだこと、あの子供たちの未来を見届けようと強く思えば酒はやめれたのかなあ?

しかし、劇中で夫とアルコール依存症との闘いのことを母さんは語っていたけど、

あの言葉でこのお父さんの見方が少し変わった。

人間に辛くて何かにすがりつきたいときに、何かに走ったりする可能性があるけれど、

鴨志田さんは酒に走ってしまった。戦場カメラマンの時に、トラウマになるようなことがあったのかと思われる。

『パーマネント野ばら』も西原さんの原作を映画化にしたものらしい、

今でも思い出すのが小池栄子が演じていたみっちゃんのあのセリフ、

この『パーマネント野ばら』も笑えて、人の優しさに触れれる作品だった。