2006年 アメリカ 132分
監督:クリント・イーストウッド
出演: ライアン・フィリップ、アダム・ピーチ、ジェシー・ブラッドフォード、ジョン・スラッテリー、ジョン・ベンジャミン・ヒッキー、バリー・ペッパー、ジェイミー・ベル、ポール・ウォーカー、ロバート・パトリック、ニール・マクドノー
(イントロダクション)
『ミリオンダラー・ベイビー』のクリント・イーストウッド監督が、硫黄島の戦いをアメリカ側の視線から描いた戦争ドラマ。硫黄島の擂鉢山に星条旗を掲げる姿を写真に収められた兵士たち。彼らは一躍、国民的英雄となるが…。
硫黄島の星条旗という写真の被写体になった兵士たちのその後が描かれているが、
やはり戦争を経験した人の終戦というのは、自分の死が訪れるまで続くんだなあと思った。
どこまでが脚色でどの部分までが真実かは分からないけど一番悲しい人生を送ったのは、
ネイティブアメリカンピマ族出身のアイラだったのではないだろうか?
このパッケージの写真に使われている写真が硫黄島の星条旗という写真で、
これはアメリカのプロパガンダとして利用することで、
国債を買おうキャンペーンをはる軍関係者、
それに利用されるドク・レイニー・アイラの3人だった。
何か正直言って観ていて何じゃこりゃこんな歌まで作って、
逆効果ではないのかなあと思ってしまった。
アイラだけは、
自分は英雄でも何でもない戦死した戦友に申し訳ないという自責の念に耐えられない精神状態。
酒を飲んでは問題を起こしたり、
まだこの当時根深くあったであろう人種差別の被害にあっていた。
結局、キャンペーンから外され再び戦場へ戻るが、
終戦後に地元に戻るが酒浸りになって野垂れ死にしてしまう。
事実の部分なのかどうかわ分からないけど、
この硫黄島の星条旗は2度目に立てられたものになっていた。
理由は政治的目的に利用されると聞いて怒り狂った現場の指揮官が、
星条旗をこれと取り替えてこいと命令を下し、
それが立てられている時の写真らしいという設定になっていた。
こういう戦では国旗といのは、そんなに大事な存在になるのだろうか?
この前観ていた『ロードナンバーワン』という韓国ドラマでも、
何の役にもたたない上官がそれだけを目的として勝手にこうどうして、
命令違反のような形で大極旗を戦場に掲げていた。
本人はヒーロー気取りで、何もできないのに出世だけしていった。
そんなことだけで判断するなんて、馬鹿げている。
同じ戦いのことを描いた作品だけれど、
『硫黄島からの手紙』よりも『父親たちの星条旗』の方が内容に挽きつけられた。
