こんなんありました!

2007年 日本 115分

監督:門井肇

出演:小林薫、西島秀俊、大塚寧々、大杉漣、柏原収史


(イントロダクション)

死刑に立ち会う一人の刑務官を主人公に、命の重さと人が生きていくことの意味を静かに問う人間ドラマ。原作は吉村昭の同名短編。主演は「歓喜の歌」の小林薫、共演に西島秀俊、大塚寧々。監督は「棚の隅」の門井肇。中年の刑務官・平井が、子連れの未亡人・美香と結婚することに。有給を使い果たしていた平井は、3人で新婚旅行にも行けず、連れ子の達哉と打ち解けるきっかけが掴めず悩んでいた。そんな時、死刑囚・金田の刑が2日後に執行されることが決定する。死刑執行の際、“支え役”を務めた刑務官には1週間の特別休暇が与えられることを知った平井は、周囲の気遣いをよそに自らその支え役に名乗りを挙げるのだったが…。


あまり世間に知られていない刑務官の刑務所での仕事、

それも死刑執行の際に関わる人たちの仕事内容のこと。

支え役って????

①死刑囚を独房から刑場へ連行する者、
②2階の刑場で死刑囚の首にロープをかける者、

③同時に足をくくる者、
④2階と1階の階段の間にある「刑壇を開く仕掛けのボタン」を押す者、
⑤2階から1階へ落ちてきた死刑囚の身体を支える者

①~⑤の役割があり、⑤の役目を支え役という。

なぜ支え役が必要なのかというと落下した身体は、

筋肉が痙攣し、空中を泳ぐような格好をしたり
ぐるぐると廻るので、これを支える役が要るのである。
脱糞、失禁、出血など酷い様相を呈する事が多く、
とても正視に堪えられるものではないということから、

役割に当たったものには1週間の特別休暇が与えられる。

この作品で刑務主任大杉漣が、今回の死刑執行のチームからは外れてて、

結婚を控えていながら休暇がほしくて、支え役を買って出た平井に対し、

激怒して浴びせる言葉、あれを聞いて平井はどう思ったのか?

人の命と引き換えに休暇を取ることになる平井、

この後もこの支え役を休暇欲しさにやったことに対して、悩み続けるのだろう。

日本に死刑制度がある限り、どこかの刑務所で刑が執行される場合、

刑務官の誰かが死刑執行に関わるのだけれど、

死刑囚といいながも、人間が目の前で死んでいくのを見ると穏やかな心境でいられないだろう。