2008年 日本
監督:水谷俊之
出演:玉山鉄二、鶴田真由、大森南朋、中村俊介、佐田真由美、池田成志、田中要次、和田聰宏、津田寛治、宝生舞
(イントロダクション)
原作者の実体験を元に作られた、玉山鉄二主演のサスペンスドラマ。東南アジアで孤児院を経営する友人を訪ねた圭吾は、彼がブローカーに騙され全財産を失ったことを知る。そして圭吾も陰謀に巻き込まれ投獄されてしまい…。
第1話
東南アジアの海に浮かぶ小国―セライビア。様々な文化が入り混じったこの街並みを行く、一人の日本人青年――井沢圭吾(玉山鉄二)30歳。訳あって高校教師を辞した圭吾は、兄と慕う譲原(中村俊介)を頼ってこの国にやって来た。元ホストの譲原は、日本で貯めたお金でここセライビアに孤児院を建て、行き場を失った子供たちの面倒を見ているのだ。譲原は、圭吾の突然の訪問に驚くが、教師を辞めた理由もあえて聞かず、喜んで受け入れてくれたのだった。 ある日、ジョイ・サーガと名乗る男が孤児院を訪れ、5万ドルの寄付を申し出る。男はいくつもの織物工場を持つ大富豪で、譲原の志に賛同したのだという。しかし、このジョイとの出会いが、譲原のみならず圭吾のその後の壮絶な運命の幕開けだったとは、誰も予想出来なかった…
第2話
東南アジアの小国・セライビアのリゾート開発に絡む陰謀に巻き込まれ、投獄されてしまった圭吾(玉山鉄二)。彼を救おうと必死に駆け回っていた譲原は殺害され、頼みの日本大使館はこの一件に関わろうともしない。元々の事勿れな姿勢に加え、間もなく帰国することになっている大使館職員の宇部(小日向文世)は、ここで面倒な事が起こって帰国が延期にでもなったら困るのだ。結局、最後の望みとなったジャーナリストの亜希(鶴田真由)だが、全てが金次第のこの国において正論など通じるはずがなく、警察署長のビッグボスへの猛抗議も無意味に終わり、納得のいかない亜希は自らの手でジョイを探し出し、圭吾の潔白を証明する決心をする。しかしこうして、亜紀も危険に身をさらすことになって行く…
第3話
ビッグボスの命を受け、アリ(池田成志)が圭吾の尋問のために刑務所へ向かう中を掻い潜り、オクスーンらの協力を得て間一髪、脱獄に成功した圭吾だったが、ポンが自分の事を警察に売ったことなど知る由もなく、ポンに手渡されたメモの連絡先に電話を掛け、ムタという男と待ち合わせる。一方ビッグボスは、圭吾の脱獄に怒りと焦りを露にするが、ポンの裏切りによって再び圭吾を捕えるチャンスを得ると同時に、亜希の居る孤児院にも警官達を仕向け、亜希を監視下に置いた。――やがて、ムタとの待ち合わせ場所に圭吾が現れる。周囲を警戒しつつ、ムタから携帯と金、パスポートを受け取る。そして、ムタと別れた次の瞬間、周囲で見張っていた私服警官が一斉に圭吾に近づく…
第4話
圭吾が宇部宛てに書いた手紙の500ドルは50,000ドルに書き換えられ、宇部はそのままの額をリーンに渡してしまった。これまでポンが優しくしてくれた事の全ては、自分から大金を奪うための伏線であったことを知り、絶望のどん底に突き落とされる圭吾。――ポンが釈放される時に圭吾が感じたあの悪寒は、このことだったのだ…ポンを探し出すという亜希に、無駄だ…と悲観的な宇部。しかし、大使館に落ち度は無いと言いながらも、圭吾がどういう人間なのか知った今、宇部の心は揺れていた。半ば亜希に脅された感はありながらも、宇部なりに動きだすのだった。
第5話
悪魔と戦うには、自分も悪魔になる――圭吾はビッグボスに金をちらつかせ、国外に脱出しようとしていたポンを捕まえることに成功した。ポンに裏切られ、一時は絶望した圭吾だが、“諦めたら終わり”と奔走する亜希や、かつて自分が罪を被ってまで守った教え子が立派に成長していることを知り、再び希望を取り戻したのだ。ポンを許したわけではないが、彼もまた孤児院の子供たちと同じ身勝手な大人の被害者なのだ。それよりも、圭吾の真の狙いは、ジョイとビッグボスを引きずり下ろすことにあったのだ―。圭吾はビッグボスに、ジョイを捕まえ、さらに大金を手に入れないか?と持ち掛ける。ポンに教わった、“黒い代書屋"を使って借用書の偽造を行い、ジョイを陥れようというという計画だ。これに乗ったビッグボスは、圭吾を釈放する段取りを整える…
原作者の実体験をもとに書かれたものらしいが、
この作品がどこまで忠実に描かれているかはわからないけど、
正直、ここまで腐りきった国というのはあるのだろうか?と思ってしまった。
日本で育ち日本の教育を受け善悪の分別は普通に持ち合わせることができる。
日本人特有の性格もそうだけれど、この作品の中で主人公は、何度も人に騙されてしまう。
普通の人間なら暴走してしまいそうだけれど、主人公はしっかりと良心というものを捨てずに、
苦難を乗り越えていった。あんな環境下におかれて、そういう良心をしっかりと持てるのをみると、
主人公はできた人間だなあと思う。原作がどうなのかは分からないけど、
ポンとアリを観ていたら、何でそんな生き方しかできないのと思ってしまうけれど、
それは現地では、当たり前の感覚なのかもしれないなあ。
日本に住む我々から観ると、何じゃこの国と思うのは普通だけれど、
生活する人間からすると、それが日常ならば全然ポンやアリの行いは誰も悪いとは思わないのだろうか?
こんな状況の中にいたら、一体誰を信用していいのやら主人公の取った行動は、
表現的には、目には目を!歯には歯を!ではなく、郷にいては郷に従え!を実行しただけだと思う。
そもそも何も悪いことはしていないのだから、日本人イコール金持ちというイメージで嵌められたのだから。
最初に冷めた言葉を発していた大使も真相をしって、
ちゃんと行動をおこし事件に決着をつけるよう奔走していたみたいで良かった。
まあ自分も見せしめのために投獄されてしまったのだから動くだろうが、
大使が言っていた言葉、どうせ警察に逮捕されるぐらいの人間だから叩けば埃がでる体だろう!
そんな風にしか思えない奴が大使の資格あるのか?
まあこの大使も、井沢を助けるために奔走したのが原因だと思うけど、
大使の役目の任期が満了で帰国が決まっていて、延期になったが大使は納得しているような表情だった。
最後の方まで謎の男和田の正体は?
外国からみた日本人て騙しやすいのか、画面を通して観ているこちら側もあかんあかんてと言ってしまうよな感じで、簡単に騙されてしまっていた。
500を50,000に書き換えた依頼書なんて筆跡が違うやんけ!と大使に向かって突っ込んでしまった。
最初これを観ていたら、
アメリカの女子高生2名がタイで冤罪で投獄される『ブロークダウン・パレス』という映画を思い出した。
しかし、その映画観ていないので今度観てみようかなあ。
ポン(大森南朋)と和田(石黒賢)がなかなか良いキャラだった。
大森南朋の演じた役柄で一番好きだったのが『CHiRDREN チルドレン』の家裁調査官の陣内達也、
その次が『ハゲタカ』の鷲津政彦で、その次にこのポンになるだろう。
WOWOWの連続ドラマ、
第1作『パンドラ』、
第2作『プリズナー』、
第3作『空とぶタイヤ』と観終わったことになるので、
今第11作目の『パンドラⅢ革命前夜』が放送されているが、
今までの作品、全て観たくなった。

