こんなんありました!

2010年 日本 139分

監督:リ・サンイル(李相日)

出演:妻夫木聡、深津絵里、岡田将生、満島ひかり、塩見三省、池内万作、光石研、余貴美子、井川比佐志、松尾スズキ


(イントロダクション)

吉田修一のベストセラー小説を、妻夫木聡と深津絵里主演で映画化。長崎の外れのさびれた漁村で生まれ育ち、恋人も友人もなく、祖父母と暮らす土木作業員の清水祐一と、佐賀の紳士服量販店に勤め、妹と二人で暮らすアパートと職場を往復するだけの退屈な毎日を送る馬込光代。孤独な魂を抱え偶然出会ったふたりは刹那的に愛し合うが、祐一にはある秘密があった。モントリオール世界映画祭に出品され、深津絵里が最優秀女優賞を受賞した作品。


キャッチコピーは「なぜ、殺したのか。なぜ、愛したのか。」

「ひとつの殺人事件。引き裂かれた家族。誰が本当の“悪人”なのか?」。

キャッチコピーの通り、この作品に登場する人物を見て、

あなたは一体誰が悪人と思いますか?とこちら側に質問しているような感じに思えた。

新聞紙面上で、土木作業員、保険外交員を絞殺!と見出しにあれば、

みんな酷いこするなあこの土木作業員となるのは普通で、

保険外交員に同情の声があがると思う。

実際、人を殺してしまった土木作業員は罪を償うべきなのは当たり前。

しかし、この作品観ていたら、今の若い人たちが、

このような事件の加害者や被害者になるのは紙一重だと思った。

私が思った悪人は、悪徳商法の販売員、殺された保険外交員、裕福で自由気ままの大学生、

この3人だと思う。悪徳商法の販売員だけは種類が違って根っからの悪人だけれど、

殺された保険外交員と自由気ままな大学生は、

自分は何も悪いことしていないと思っているのみたい?

殺された保険外交員は、自由気ままな大学生と勝手に付き合っていると思い込み、

出会い系サイトで知り合った土木作業員はただSEXがしたかったから、

そのために会っただけの関係とはっきりと友人に言い放つ。

それもみんなしてるんでしょう?みたいな軽いノリで、ぞっとした。

両親はそんな娘なのも知らずに、悲しみのどん底に沈む。

言ってみれば自分が殺される原因を自分で作ってしまっているし、

出会い系でしりあったから純粋ではないにしても、

不器用な男をもてあそぶようなことをしたのは保険外交員そのものである。

殺される前に、土木作業員に言い放つ言葉もぞっとした。

その言葉が原因で殺されてしまう。

あとその前に保険外交員を峠で蹴り落とした大学生、

この行為がなけれれば、保険外交員も殺されることはなかった。

その自分がやった行いを連れに面白しく可笑しくベラベラ喋る姿が悪人に見えた。

顔はイマドキのお兄ちゃんだが、冷めた目つきの悪人がそこにいた。

土木作業員が自分は人を殺したということを告白した店のシーンの少し前のシーンから、

うん何か見覚えがあるぞこの雰囲気と思い、イカ料理屋で向い合せに2人座っている風景をみて、

お~わしここで、イカ喰ったんちゃうかなあ~

おっさんひとりぶらぶら歩きで、このイカ料理屋さんに立ち寄ったような?

調べてみると、佐賀県呼子だったので間違いない。

その時はすごく賑わっていて車を停めるのに苦労したのを思い出した。