2011年12月3日土曜日12:00開演
サンケイホールブリーゼ U列27番
作・演出:倉持裕
出演:竹中直人、生瀬勝久、山田優、田口浩正、谷村美月、松下洸平
(イントロダクション)
20年前、バブル末期に建てられた、小洒落てはいるが造りの悪いマンション『ヴィラ・グランデ 青山』の中庭に、民谷史章(竹中直人)とその友人であり仕事仲間でもある陣野圭作(生瀬勝久)がいる。民谷の仕事は 広告デザイナーで、新築時このマンションの一室を事務所兼自宅として購入。カメラマンである陣野も同時期に購入したのだが、最近、母親との同居を決めて引っ越した。部屋は売却せず賃貸に出し、借り手もすぐに見つかった。
近い職種の二人はここで知り合い、この20年の間にたくさんの仕事を共にした。しかし二年前、陣野が民谷のセンスを「時代遅れだ」と評したことから二人は仲違い。以来、仕事はおろか、ろくに口もきいていない。そんな中、陣野は突然民谷から連絡を受けたのであるー。
陣野の部屋を借りる美女・早坂津弓(山田優)、民谷の娘・蓮(谷村美月)、突然民谷に会いにきた謎の青年・日野康也(松下洸平)、マンションの管理人・岡根三知男(田口浩正)が巻き込まれながら、絶妙且つ軽快な会話によって繰り広げられるシニカル・コメディ。
上手い演出だなあと感心、
初めて観たような演出、場面転換は舞台上部のセット、
ヴィラ・グランデ青山の中庭と思われる屋根の部分のみ明るく、
舞台はそのまま暗転、何も見えない状態での場面転換、初めて観たような気がする。
マンションの部屋のシーンでは、民谷と元アイドル早坂の部屋の間取りが一緒なのか、
同じセットで同時に2部屋の模様を演じていた。すごく不思議に見えたけど中々新鮮で良かった。
セリフが面白かった、大爆笑が一発で起きるのではなくて、
言葉の掛け合いで、徐々に笑いが大きくなり大爆笑が起きるという形だったので、
観ている側面白い芝居だったと思う。しかし、私の両隣の人は爆睡した勿体無い。
私の目的は谷村美月が観たかったから、しかし山田優が良かった。
自分の部屋で陣野を前に唄ったあのジャズは見事な歌声だった。
本格的にジャズを始めても良さそうな雰囲気を醸し出していた。
民谷と陣野、陣野と早坂、早坂と岡根、岡根と民谷、民谷と日野の関係がそれぞれ面白かった。
これだけの関係、ほぼ皆ということになるがそれが面白かったということは、
そりゃ面白い芝居になるだろう。
絶妙且つ軽快な会話によって繰り広げられると紹介されているけど、まったくその通りだった。
しかし、サンケイ・ブリーゼはあんまりな劇場だと思う。あまり来たくない劇場なので、
敬遠していたけど今回はどうしてもということで足を運んだが、
今回も乾燥しすぎているのか喉がカラカラだった。
