2008年 日本
作:尾西兼一出演: 寺尾聰、森山未來、石倉三郎、忍成修吾、浜田学、池脇千鶴
(イントロダクション)
寺尾聰、森山未來ほか、豪華俳優陣共演による本格刑事ドラマ。ベテラン刑事と新米刑事の対立や葛藤を軸に、犯罪の真相解明に情熱を傾けるプロたちの姿を描く。
第一話 苦い逮捕(高良健吾、西川哲司)
第二話 48時間の壁(原田芳雄)
加藤啓吾(森山未來)は良介(忍足修吾)と警邏中、不審者を捕まえる。男は鵜飼公平(原田芳雄)と言い、啓吾の小学校時代の担任であった。鵜飼の挙動を怪しく感じた伊勢崎(寺尾聰)が調べると、1年前のタクシー運転手殺害現場に残されていた指紋の一つと彼の指紋が一致する。鵜飼は弁護士を通じて早期釈放を求め、副署長・桐島(真野響子)は拘留期限48時間内での処理を命じる。捜査の中で、意外な真相が浮かび上がる。
第三話 運び屋を追え(村田雄浩、葉月里緒菜)
啓吾(森山未來)は瑞穂(池脇千鶴)とともに覚醒剤の運び屋を張り込むことになる。対象の曽根真里子(葉月里緒奈)は平凡な毎日を送る専業主婦であったが、「平凡な人間などいない」と瑞穂にたしなめられる。一方、伊勢崎(寺尾聰)は啓吾が殉職したかつての同僚・加藤誠の息子と知り、戸惑っていた。伊勢崎には彼を救えなかったという大きな後悔があった。そんな中、啓吾は覚醒剤の受け渡し現場で真理子を取り逃がす大失態を犯す。第四話 バスジャック(北村有起哉、星野真里)
伊勢崎(寺尾聰)が殉職した父の同僚だと知った啓吾(森山未來)は、父について尋ねるが、「あいつは刑事としては認めない」と冷たく突き放される。やがて、桐島(真野響子)から伊勢崎が、「勝手に命を落とす奴を許せない」と涙を流して怒っていたことを知らされ、啓吾は伊勢崎の胸の内を知ることになる。そんな中、伊勢崎が何者かに襲われ意識不明となる。伊勢崎に恨みを持つ犯行だと課をあげて捜査を進める啓吾たちだが…。
この10年、団塊世代の大量退職で、
全国で4割にあたる10万人のベテラン刑事が消える。
本庁を30・40代の中堅が支える中、
所轄警察署の半数以上が20代の新米刑事という現実がある。
一方、犯罪は増加の一途で、検挙率は30%を切る。
団塊世代の鑑識課主任・捜査一係係長・捜査二係係長と、
その各々の部下として所轄に勤務する新人たちとの話、
高度成長期、がむしゃらに前を向いて自分のことだけで精一杯だったと語る捜査二課係長、
所轄の階段にある喫煙場所で、夜灰皿を囲んでワンカップ片手に語り合っている団塊世代、
今になって部下を育てないといけないことを実感し始めている。
新人たちは、刑事というものとは何ぞやということが解からず、
我が道をゆくという感じ、団塊世代と新人に挟まれる中堅は、
今は情報時代と言い携帯メールで事件の情報を収集する。
足で情報を掴むという団塊世代のやり方を否定する中堅どころ。
それぞれの思惑が交わる。
『太陽にほえろ!』みたいに走り回ったりすることはなく、
『あぶない刑事』みたいにおしゃれではない、
しかし、内容に関しては淡々と時間経過し、ゆっくりと事件の真相がわかっていき、
その時間経過の中で、新人たちも劇的ではないけれど少しずつ、
それぞれの役目、刑事とは何ぞやといのがわかり始めてくる。
この作品の登場人物のキャラクターがまた良い。
鑑識係主任(宇崎竜童)、捜査一係係長(寺尾聰)、
捜査二係係長(石倉三郎)、駐在所のベテラン巡査(苅谷俊介)、
赴任いてきた新人(森山未来)、同期の新人刑事(忍成修吾)、
同期の鑑識係(三浦アキフミ)、それぞれの仕事をしっかりしていたと思う。
その中でも今回は駐在所のベテラン巡査の言うことを聞いていると、
こんな駐在さんは絶対ひつようだなあと思うし、
信念を持って駐在所勤務をしていたのでプロだなあと思った。
新人から何で刑事にならなかったのですか?という問いに関する答えも良いなあと思った。
この駐在さんをみると、西部警察の大門軍団の源田刑事を思いだす。
寺尾聰も大門軍団で44マグナムぶぱなっしていたかなあ?
あと地味ではあるけれど、コツコツと成果を上げる鑑識係の新人も良かった。
『ウォーターボーイズ』でダンスダンスレボリューションを踊っている姿を思い出してしまう。
