2008年 日本
監督:河毛俊作
出演:三上博史、柳葉敏郎、小西真奈美、谷村美月、相島一之、上原美佐、山本耕史、山本圭、小野武彦、吉瀬美智子
(イントロダクション)
人気脚本家・井上由美子が書き下ろす骨太な本格医療サスペンス。
18年間の研究のすえ、がんの特効薬を発見した大学病院内科医。はじめは誰からも相手にされなかったが、その発見が本物と分かると、彼の周囲は激変していく。功績を横取りしようとする上司である医学部長や同僚の医者、利権をかぎつけてにじり寄る製薬会社。がんを撲滅したいという純粋な動機から発見されたはずの特効薬は、発見者である彼を巻き込んで、驚くほどのすさまじい渦を作っていくのだった…。
がんの特効薬という"パンドラの箱"が開けられたことがあぶりだす、国家や組織の滑稽さ、そして人間の真実の姿。とびきりブラックでスリリングなドラマを、個性溢れる登場人物たちが紡いでいく。
出演は、三上博史、柳葉敏郎、小西真奈美、谷村美月、山本耕史、小野武彦、平田満、國村隼ほか、人気・実力を兼ね備えた豪華俳優陣。"パンドラの箱"の中に最後に残ったものは、希望とも絶望ともいわれる。果たしてがんの特効薬がもたらすのは希望なのか、絶望なのか、それとも…?
純粋な気持ちでガンの特効薬の開発を目指していた鈴木、
真面目にクソがつくほどの真面目君、
どこまでも真面目一筋で、ガンの特効薬を開発してガンを撲滅したいという気持ちだけだった。
ある日とうとうその特効薬を発見するが、そこから鈴木の周りでさまざまな出来事がおき、
鈴木も自分が医師であること忘れてしまいそうになる。
印象に残るのが2つあるが、まず一つ目が鈴木の恩師である町医者緑川医師が、狭心症を起こして、
ベッドに横たわって治療を受けているときに、医学部長の手当てを断るシーンで、
私はお前の治療を断る、お前は医師ではないという言葉と、
鈴木に向かった本庁の的場刑事が、鈴木に向かっていった、俺はお前の薬は飲まない、
人の命は神様が決めるものだ、そんなもので俺の命を左右されてたまるか!
というセリフ、これは特効薬を開発することで、
全ての人が助かれば幸せになるという思い込みを打ち消す言葉だったのではないであろうか?
二つ目は、余命は夏と宣告された愛美が、
不思議だね夏まで生きてるなんて夏まで生きられないと言っていたので、
夏服を全部捨ててしまったからどうしようかなあ?と鈴木に相談していたら、その前で命を落としてしまう。
これってやはりガンでは命を落とさなかったけど、
人の寿命というものは決まっていて変えれないものなのかもしれないということ。
自分の信念を貫くのもいいけれど、相談相手は必要ということなのか。
さすがストーリーも良くWOWOWの定評あるドラマだなあと思った。
