2009年 日本 131分
監督:行定勲
出演:豊川悦司、薬師丸ひろ子、水川あさみ、濱田岳、城田優、津田寛治、奥貫薫、井川遥、石橋蓮司
(イントロダクション)
脚本家・中谷まゆみ原作の同名舞台劇を豊川悦司、薬師丸ひろ子主演、「北の零年」の行定勲監督で映画化した感動の夫婦愛ドラマ。ぐうたらなダメ夫が結婚10年になる妻との結婚生活にうっとうしさを感じながらも、いつしかごく当たり前の日常の幸せをかみしめていく姿をしみじみとしたタッチで綴る。かつては売れっ子カメラマンだった北見俊介だが、今は写真も撮らずにダラダラと呑気な毎日を送っている。一方、健康オタクの妻さくらは、そんな夫に文句を言いながらもかいがいしく世話を焼く日々。しかしあるとき俊介は、友だちと箱根旅行に行く直前のさくらに“子どもを作る気がないなら、別れて”と切り出される。その場は何とかごまかし乗り切る俊介だったが…。
前々から鑑賞したかった作品、やっと観ることができた。
オープニングのシーンは、音声がなく二人が何を話しているかは字幕で表現されていた。
向こうからは薬師丸ひろ子演じるさくらの、ダメ夫俊介への愛情が伝わってくるが、
私はダメ夫のとる行動を観ていて、う~ん私にも心当たりがあったので反省してしまった。
途中からええ~そだったのという言葉を連発することになった。
さくらはもう出て行くといいながら、何度も戻ってくる理由は?
俊介が写真を撮れなくなった理由は?
助手の誠が俊介の事務所で仕事を続ける理由は?
オカマの文太はいったい何者?
最初から薬師丸ひろ子の俊介に尽くし続ける健気な奥さんに釘付けになってしまった。
さくらの言葉を聞いていると本当に俊介のことが好きなんだなあと思うし、
俊介の態度を観ていても憎まれ口を叩くがさくらのことが好きでたまらないんだなあと伝わってきた。
それにも理由があることに後半気づくことになった。
失くして初めて気づくありがたさ、そして残る後悔、
人それぞれ大きい小さいはあるけれど経験したことはあるだろうけど、
私もこんな歳になるものの未だにそんな思いをしてしまうことがある。
現実的に悲しいながら死ぬ方向へ向かって生きているが、
その残りも短くなってきた私、だから最近自分が持ってしまった後悔を繰り返すことなく、
そして人のありがたさに感謝して日々を活きていきたいなあと思った。
この作品、薬師丸ひろ子、豊川悦司、濱田岳も良かったけど、
ピカイチは石橋蓮司の文太だ、あの強面の男が複雑な問題を抱えながらも
見事な俊介のサポート役を演じていたと思われる。
