こんなんありました!

2009年 日本 119分

監督・脚本:益子昌一

出演:寺尾聰、竹野内豊、伊東四朗、長谷川初範、木下ほうか、池内万作、中村有志、岡田亮輔、佐藤貴広、酒井美紀



(イントロダクション)

少年犯罪と少年法をめぐる問題を扱った東野圭吾の衝撃作を「半落ち」「博士の愛した数式」の寺尾聰主演で映画化したサスペンス・ドラマ。共演に竹野内豊、伊東四朗。ある日、長峰重樹の中学生になる娘・絵摩が、未成年の少年グループに理不尽に凌辱された末、荒川で無惨な死体となって発見される。やがて、最愛の娘を失い絶望に打ちのめされる長峰のもとに、犯人は菅野と伴崎であるとの匿名の密告電話が入る。半信半疑で伴崎のアパートに向かった長峰だったが、そこで犯行の一部始終を収めたビデオテープを発見してしまう。



竹野内豊は、ドラマ『BOSS』でのノリの軽い野立参事官と違い、

警視庁捜査一課の刑事で、被害者の肉親であり、

加害者になってしまう長峰に対しての同情、

自分が一体何の為に捜査をしているのだろうか?

不条理な事件に悩まされることになる刑事を演じていた。

いきなり密告電話がかかってきて、内容どおり行動してみたら、

そこには証拠のビデオテープがあり、最愛の娘が辱めを受けているところを目にする。

そんな父親の心境、私なら半狂乱してしまい何をするかわからない状態になるだろう。

どこの父親でも最愛の娘をあんな形で亡くしてしまって、

犯人の情報を提供するタレコミ電話があれば復讐に走って当たり前と私は思う。

ただ今の日本の法律によって未成年が裁かれても極刑にはならないし、

それを知っていて凶行にでる未成年もいる。

この不条理、被害者側の心情からすると未成年はい許しましょうなんてなるはずないし、

未成年でも人を殺すという行為にでたものには、普通の裁判にかけていいと思うけど、

長峰という人は、最後は自分がこの手で成敗すると言いながらも、

どこかで別のことを考えていたのだろう、

だから最後、ライフルを犯人に向けているが空砲にしていたのかもしれない、

そして、絶命しているのにもかかわらず、犯人の襟首を放さなかった。

何かを犯人に訴えていたのだろう。

この作品でも、立ち位置によって誰の立場になって、

観るかによって随分と感想も違ってきそうな気がする。

伊東四郎扮する長峰を追うベタラン刑事、

長峰が犯人を追って宿泊するペンションの娘、

その父親、 少年グループの中にいながら密告電話をした少年、

この事件に関しての心境を語っているが、それぞれ違う。

こんな強者が弱者を狙って起きる事件、テレビでもあまり観たくないしなくなってほしい。