2009年 アメリカ 105分
監督:ジム・シェリダン
出演:トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマン、サム・シェパード、メア・ウィニンガム、テイラー・ギア、キャリー・マリガン、パトリック・フリューガー、クリフトン・コリンズ・Jr
(イントロダクション)
2004年のデンマーク映画「ある愛の風景」を豪華キャストでハリウッド・リメイクしたヒューマン・ドラマ。戦地で心に大きな傷を負ったひとりの帰還兵の苦悩と、それを迎える家族の葛藤を描く。監督は「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」のジム・シェリダン。妻グレースの良き夫であり、かわいい2人の娘の良き父である米軍大尉のサム。一方、その弟トミーは問題ばかりを起こす家族の厄介者。そんなある日、サムがアフガニスタンの戦地へと出征し、ほどなくしてグレースのもとにサムの突然の訃報が届く。悲嘆に暮れるグレースと娘たちを前に、心を入れ替え、彼らの支えになろうと決意するトミー。そして、グレースとの距離も縮まっていくのだったが…。
経験者のみしか分からないことで、近親者でもそう容易く癒すことはできない。
サムが語る心の声、色々語るがどれも厳しいこと、
サムは戦地で大事な仲間を失ってしまう、
正気でいられない状態で、
冷静さを失い日常では考えられない行動を虐げられてしまう。
そのあまりにも酷すぎる真実を誰にも伝えられない、
伝えてはいけない事実の中で葛藤するサム、
乗っていたヘリが撃墜されて死亡したと軍から伝えられる。
妻からすると信じられないけど、軍が嘘をつくはずないのでそりゃ信用してしまう。
何を根拠に撃墜されて死亡したと伝えたのだろう。
心に傷を持って帰宅するサム、迎える妻2人の娘たち弟は普通に迎えるが、
しかし、ぎくしゃくしてしまう。子供たちもお父さんが帰ってきて心から嬉しいはずだけれど、
何か戦地に赴く前のお父さんと違うので、毛嫌いしてしまう。
ある祝いの食卓で上のお姉ちゃんが、お父さんに対して暴言を吐く。
「お父さんなんか嫌い!トミーおじさんはお母さんと寝たいと思っている!寝ていた。」
と嘘をついてしまう。このシーンはかなりショッキングだった。
このセリフをあのまだ小学校1年生ぐらいの女の子が言うかあ?と思ったけど、
これはこれでストーリーに緊迫感があり良かったと思う。
エンディングにサムがグレースに真実を告白する。
やっとサムは双肩に背負っていた荷物を一つ下ろせたのかなあと思った。
サムの心の声が語っていたけれど、
戦地に赴いた人間にとっての戦争は帰還したら終わるのではなく、
死ぬまで終わらないとう言葉、胸が痛かった。
