2007年 フランス・ベルギー・リベリア 98分
監督・脚本:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール
出演:クリストファー・ミニー、デージ・ヴィクトリア・ヴァンディ
(イントロダクション)
内戦で混乱するアフリカ。少年兵のコマンド部隊“マッド・ドッグ”は、15歳のジョニーの命令で虐殺やレイプ、強盗を繰り返していた……。親を虐殺され、少年兵となった子供たちをリアルに映し出したヴァイオレンス・ムーヴィー。
『シティ・オブ・ゴッド』でも感じたけれど、
やはり貧困が元凶にしか思えない。
生まれた時から、内戦状態をみていて自分の意志などないまま、
反政府軍に拉致された少年に、何が善で何が悪であるという判断などできるはずなく、
自分がいてる側の理屈が善であると信じるしか生きる術がないと思う。
15歳やまだ小学生ぐらいの少年が銃を構え、躊躇せず人を撃つシーンや、
まだ5・6歳ぐらいで泣きじゃくる少年に、銃を持たせ父親に銃口を向けて
その少年に引金をひかせるこんな残酷なことも表情ひとつ変えずに実行する少年たち、
何がそうさせているのか、その少年たちの世界にいるろくでもない大人の命令によって
恐怖政治的な命令があるから、逆らえない少年たち。
その大人は、当初打倒政府軍と言って少年たちを拉致して少年兵に仕立たあげく、
自分たち大人の勝手な理屈で政府軍に寝返って、
少年たちに銃は置け子供の持つものじゃないと、抜け抜けとぬかす。
その瞬間に、激しい怒りが込上げてきた。
何を考えているのかわからないが、子供たちを利用するだけ利用して、
自分の都合で突き放す、お前は地獄に落ちてしまえと正直思った。
こんな状況下で過ごしてきた少年に一人で生きろみたいなこと言われても
先は見えているような気がする。
エンディング、これはどうとるのか人それぞれだと思うし、
どうとっても良い終わり方だと思うけど、
私は思い留まったと思いたい。
