2010年 日本 126分
監督:成島出
出演:堤真一 、松重豊、矢島健一、中越典子、吉沢悠、成宮寛貴、平田満、余貴美子、夏川結衣、生瀬勝久
(イントロダクション)
現職医師・大鐘稔彦によるベストセラー小説を堤真一主演で映画化したヒューマン・ドラマ。ひとりの医師の真摯な姿を通して現代医療が抱えるさまざまな問題を描き出していく。共演に「歩いても 歩いても」の夏川結衣。監督は「ミッドナイト イーグル」の成島出。1989年。大学病院に依存し、外科手術ひとつまともに出来ない地方病院、さざなみ市民病院。そこへ、ピッツバーグ大学で高度な外科医術を身につけた当麻鉄彦が第二外科医長として赴任する。患者のことだけを考えて正確かつ鮮やかに処置を行う当麻の姿勢は周囲の反発を招く一方、腐敗した病院に風穴を開けていくが…。
医療物の作品、
映画では『チームバチスタの栄光』、
『ジェネラルルージュの凱旋』、
『小さな命が呼ぶとき』
ドラマでは、
『ドクターコトー診療所』、
『医龍』、
『ギネ産婦人科の女たち』
などは観ているけれども、
う~んさすが第34回日本アカデミー賞の
作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞・助演女優賞にノミネートされている作品だと思った。
最優秀助演女優賞と最優秀脚本賞ぐらい受賞してほしとは思うが、
ノミネートされている作品を観ていないので良くわからないけど、
看護士の母親が亡くなり里帰りをした息子が、
亡き母親の日記をみつけ、日記を読み始めるところからスタートする。
本来の医師の使命である目の前の患者の命を救うことを忘れ口先だけで、
大学病院の医師というブランドにしがみついて
手術などろくにできない馬鹿な医師を見事に生瀬勝久が演じていた。
本当にムカムカしたあんな奴いてそうな気がして腹がたったけどお見事だと思う。
1986年ぐらいの設定で、脳死とは?とまだ定義が定まっていなかった頃?
まだ今とは違い統一された見解がなかった時代だったのかな?
ボランティア活動に熱心で誰からも愛されていた息子が脳死状態になり、
受け入られずにいた母親だったが息子のことを考えたら、このまま亡くなっていくんなら、
誰かの役に立ちたいに違いないと、息子の臓器を提供する旨を伝える。
同時に臓器移植をしないと命が助からない患者がいるので、
当麻医師は、医師免許剥奪いや告訴される可能性があるにも関わらず、
脳死状態の患者からの臓器移植を強行する。
術後に亡くなった息子の肝臓が移植された市長の建てた福祉施設で働く母親、
肝臓を移植された市長も心機一転頑張っていく、
亡くなった母親の葬儀に帰郷したその息子は実は医者の卵。
日記を読んで人は繋がっているなあと、
息子の臓器を提供した母親に向かって言う。
エンディングは何となく読めたけれども頑張って受け継げよ!と思った。
この作品で、夏川結衣、余貴美子という女優さんがさらに好きになった。
