こんなんありました!

2010.11.27(土)

大阪市立芸術創造館 19:00開演

SEIRYUTHEATER international 2010_harvest
『AQUAPOLIS』


(イントロダクション)

舞台はアクアポリスと呼ばれる人工島。このアクアポリスは、本土とは橋脚一本で繋がれているが、自家発電設備や浄水設備が整えられるなど、自立した生活も可能な当時の最新技術を搭載した人工島であった。海洋博終了後も一時は、産業都市として、先端科学技術の研究機関や工場・商業施設が存在したが、長期に及ぶ不況の影響もあって、近年は閉鎖されていた。物語は、口蹄疫や狂牛病への感染が疑われる牛たちと、鳥インフルエンザへの感染が疑われる鶏たちがアクアポリスに隔離されるところから始まる。本来ならば、これらの経済動物(牛や鶏)は罹患した段階、もしくは感染が疑われた段階で、速やかに殺処分されるのだが、動物愛護団体の圧力に屈する形で、政府は今回、これらの経済動物を廃墟と化したアクアポリスへ隔離することを決めたようだ。
登場人物は監視人である一人の人間を除き、全て牛(日本人キャスト)と鶏(韓国人キャスト)によって構成される。これら経済動物は人間の先端科学によって、人間と同じように言葉を話せるようになっているが、牛は牛語(日本語)を話し、鶏は鶏語(韓国語)を話し、人間は英語を話す。(逆に英語が話せない者は人間ではない。)よって、舞台上では、3つの言葉が用いられる。隔離当初は通じ合えなかった彼ら(経済動物)だったが、互いに「伝えたい気持ち」と「分かりたい気持ち」を重ね合わせながら、理解を深めていき、上手く共存し始める。いつしか、この人工島には『アクアポリス・コミューン』なる自治組織が形成される。


前回の2月のSEIRYUTHEATER International 2010『The Cradle』、『SALT』は、

騒音トラブルで観劇できなかった、

今回も初日の2日前にいきなりのメールでの案内がやってきた。

前回に観た2009.2月公演『モザイク』 が良かったので今回も行くことにした。

あらすじを読んでみると、ふむふむこれからどう膨らんでいくのやら期待しながら、

観劇開始、観る人によって感じることは違うと思うが、

中国船衝突事件やら、北朝鮮問題などを思わせるような設定、

日本の弱腰外交、国家とは一体なんやと問うてるストーリーだった。

生ハングルに、一人テンションが上がっていて、

鶏3号のカトリン役のキム・ランヒちゃんが可愛いくて、

そのハングルで起こってほしいなあと、ドMぶりを内心で発揮していた。

言葉が伝わらなくても、伝えたい気持ちと、分かりたい気持ちがあれば

コミュニケーションがとれるということだと思うが、

同じ日本語を喋っていながらも、

コミュニケーションがとれずに困ってしまう場面に遭遇してしまうのにと思った。

しかし、何となくこういう努力というのは大事だと思う。

両方が同じような気持ちで接しないと成り立たないとは思う。

今回の中で一番印象に残っているセリフは、

多分中国船衝突事件(領土問題)にからませてだと思うが、

黒牛1号(キホーテ)と2号(サンチョ)が、資本主義の国境をぶっ壊しに行くと言い、

船に乗って国境へ向かっている時に、後方から拡声器ですぐに引き返し、

荷物を放棄しろ!との声が聞こえてくる。

今いている場所は公海なので、それを無視して黒牛たちは先を急ぐ、

しかしその声の主たちは、公海と認めながら我々の領土を侵す可能性があるからと、

武器を構え徹底抗戦の構え、そこでのやり取りで黒牛1号が、

「お前たちみたいに、何も考えずに武器を扱うのがやつが問題!」

多分このようなセリフだったと思う。

今の時代は、コンピューターもハードもソフトも日々進化しているが、

それを使うのは我々人間、それらを上手に使いこなせて初めて生きてくる。

人それぞれ能力が違うので、それぞれに合うものがあるはずなのに、

合っていない人が多いような気がする。

あんまり聞きなれていない経済動物ということば、確かにそうだと思うけど、

経済動物という言葉を聞いた時は、何かその呼び方に違和感があった。

国家とは?と言う前に、

自分はどう生きるか、

それと自己責任を持って選択をしないといけないと思う。

だからしっかりと自分のことは責任持って生きていかなければ、

前の『モザイク』から、思うけど連続して考えさせられというか、

色んなことを再認識させられ、タイムリーなネタを取り上げているので、

観劇もしやすい。

でも、一番最初に観た芝居の感想は、「なんじゃこりゃ!」だったけど(笑)