2007年 イギリス 74分
監督:ルイーズ・オズモンド
出演:ロジェ・シャーリ、シモン・アンターマッテン、アンドレアス・アベグレン、シリル・ベルト
(イントロダクション)
ペルーアンデス山脈、高度6400mで遭難した登山家たちの極限状態をリアルに描き、劇場大ヒットを記録した『運命を分けたザイル』の感動と迫力が再びスクリーンに帰って来た。事故後ジョーは6度の手術を繰り返し、9ヶ月間ギブスをはめ、歩行不可能とまでいわれるが、厳しいリハビリを続け奇跡の復活を遂げる。山への情熱を絶やすことなく“挑戦あるのみ”と意気込む彼は、尊敬する伝説の登山家トニー・クルツの最期の謎を追い巨大絶壁へ挑む!そこは、アルプスで非常に難度が高く危険なため、登山家たちからは「妄執の塊」と呼ばれるスイスアイガー北壁。高さ1800mの垂直の岩壁、 日が当たることはない“死のビバーク”と呼ばれる大氷田、数々の難所をクルツと同じルートで登攀していくことで、自身の壮絶な過去と彼の体験が重なっていく。たった1本のザイルが運命を決める究極の選択。生か、死か、切らなくては死んでしまう
世界中を興奮と感動で震わせたもうひとつの「真実の物語」が今、蘇る。
2008年オーストリア・スイス・ドイツ合作で製作された
『アイガー北壁』でトニー・クルツの物語は観たが、
すごく過酷な自然環境がこれでもか、これでもかと襲いかかる。
闘いを挑んではいけないものと闘う。なぜ闘う?
と言う人もいるかもしれないけど、そこに挑戦する本人逹にしかわからない。
ジョーは、6度の手術を繰り返し、9ヶ月間ギブスをはめ、歩行不可能とまでいわれるが、
厳しいリハビリを続け奇跡の復活を遂げた。
端から見ると、もう止めといたらと思うかもしれないけど、
この気持ち何となくわかるような気がする。
ジョーが語っていたが、若い時は、あっちこっちで遭難事故があっても、
自分だけは大丈夫だと思っていた時期があったらしい。
しかし、何の根拠もなかっくただの過信かもしれなかったのではと思う。
ザイル結ばれいるから安全か?
垂直の壁を登攀していて、体を隠せるスペースなどなく、
その状態で上部から雪崩れが、2人が滑落し
最初に滑落した人は、岩に激突して即死、次に滑落したクルツは無事で、
ザイルで結ばれているもう1人は、岩場で滑落はしなかったものの
滑落する2人分の重さを堪えることができず、
その2人とザイルで結ばれていることにより、
支点となるハーケンの方へ体を持っていかれ岩場に押し付けられた状態で、
呼吸ができなくなり窒息死していまう。
クルツは宙吊りで、ザイルで繋がっている上下の人間は死人、
絶望状態、救助がきても助けることができず引き返す、
再び絶望の淵に立つクルツ、1日宙吊り状態で助かる可能性は限りなく低い、
翌日、救助隊が再びやってくるが、
奇跡的に片方の手に凍傷をおって黒くなっているが生存していた。
救助隊は直接助けることが不可能なので、クルツに指示をするだけで何もできない。
クルツも最後の気力を出して指示通りにするが、よくそこまで動けるなあと思いながら
観ていたら、最後の最後で辛すぎる結末がそれがやってくるまでは、
生きる気力を振り絞っていたクルツ、気力もなくなり力が抜け宙吊り状態で絶命する。
救助隊も救助しにいったのに、何もできずに生きていた人間が目の前で絶命する瞬間を
目の当たりにするのはどういう心境だったのか?
この事故直後に、アイガー北壁への登攀が禁止されたらしいが、
4ヶ月後に禁止が解除になったらしい。
ザイルという言葉は何にも意識などしていなかったけど、
『運命を分けたザイル』、『アイガー北壁』をみて、
ザイルをあずける相手、あずかる相手というのは、
こいつとなら死ねる、こいつになら命をあずけられという人間。
しかしこんな人間そうそういないなあ、
自分にはいるのだろうあとふと考えてみたら、
こいつになら命をあずけられという人間はいないが、
こいつとなら死ねるという人間はいるかあと思う。
登攀なんか大それたことなど考えず、
1人で体力の限界を計算しながら登山いや山歩きをしたいと思う。