2009年 スペイン 128分
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:ペネロペ・クルス、ルイス・オマール、ブランカ・ポルティージョ、ホセ・ルイス・ゴメス、ルーベン・オチャンディアーノ
(イントロダクション)
これが4本目の共作となるペドロ・アルモドバル監督とペネロペ・クルス主演で贈る愛と再生のドラマ。生涯をかけた愛が崩壊して以来、視力や人生までも失った映画監督が封印していた悲劇の記憶を解き放ち、再び生きる道を見出していく姿を情感豊かに描き出す。共演に「バッド・エデュケーション」のルイス・オマール。2008年のマドリード。かつて映画監督として活躍していたマテオ・ブランコは、14年前のある事件で視力を失い、以来ハリー・ケインと名を変え別の人生を生きてきた。そんなある日、ライ・Xと名乗る男がハリーに脚本の執筆を依頼する。男の正体に気づき、封印していた記憶を呼び覚ましてしまうハリーだったが…。
『ボルベール<帰郷>』、『オール・アバウト・マイ・マザー』でも、
重い役柄をしっかりと演じきっていたが、『NINE』では、
アカデミー賞にノミネートされていたけれどがっかりさせられた。
これでこの映画でいい芝居をしているのであれば、
ペネロペ・クルスはスペイン映画のみに出演するべきでは何ぞ思い、
確認するために観た。
レナの父親は、胃癌で入院中、
手術も近いというのに、医者の休暇の都合で強制的に退院させられる。
なんちゅう医者や、挙げ句の果てには、
これはあなたがたの問題ですとぬかす医者、
こんなんがスペインでは罷り通っているのだろうか?
本能のまま生きるレナ、
その魅力に翻弄されるマテオ、
嫉妬深い大富豪のエルネスト。
本音と立て前の中で、二人の男を行ったり来たり、
激しく愛し合うマテオとレナは逃避行するが、
アクシデントでレナは亡くなり、マテオは失明する。
本音と立て前、色々な場面で出くわす問題、
そりゃ本音だけで生きていければ楽だろう。
最終的には、立て前を完全に捨て本音を貫く、
幸せは長く続かなかったが、
あれだけ激しく愛し合えた状態で亡くなったレナは、
ある意味幸せだったのかもしれない。
残されたマテオは、事故直後は抜け殻状態だったに違いないけど、
何の因果か14年後に現れたエルネストの息子のおかげで、
マテオは再生の道を歩むことができる。
色んな形の愛が散りばめられた映画だった。
私自身なんでかはわからないけど、スペイン映画と相性が良いかもしれないと思った。
ペネロペ・クルスは、やはりスペイン語が合ってるみたいだった。