2004年 韓国・日本 149分
監督:ソン・ヘソン
出演:ソル・ギョング、中谷美紀、萩原聖人、藤竜也、鈴木砂羽、山本太郎
(イントロダクション)
戦後日本最大のヒーロー“力道山”の生涯を映画化した韓国・日本合作映画。朝鮮半島出身ゆえの差別や偏見に苦しみながらもそれをバネにのし上がっていった一人の男の壮絶な生き様を描く。1944年、第二次大戦下の東京。“朝鮮人”という理由で先輩力士の執拗ないじめに苦しむ日々だった力道山は、ある日、一人の芸子・綾と運命の出会いを果たし結婚する。相撲でも着実に結果を残すが、朝鮮人であることが大きな障害として立ちはだかる。力道山はそんな相撲界に見切りをつけ、西洋のスポーツ“プロレス”に活路を見出すのだった。
今、色んなことで騒がれている相撲協会、
この頃などは日本人以外には差別的な眼差しを送っていたに違いない。
力道山、はっきり言って名前だけしか知らないが、
ここまで波乱万丈だったとは全く知らなかった。
ソル・ギョングが主演ということで観ることにしたが、
ソル・ギョングはカメレオン俳優と呼ばれているけど、
この映画での変わりようは凄味があった。
何作品かソル・ギョングの作品は観ているけど、今回は体の変化が凄く、
レスラー体型にするために22kg体重を増やしたり、
台詞の90%以上が日本語という役を見事に演じていた。
どこまでも真っ直ぐな力道山の性格、
しかしこのサクセスを掴むとっかかりになった事件では、
少し計算高いところも見せつける。一か八かの賭けだったと思うけど、
この映画のキャッチコピーは、
日本人が力道山を知らない。
で韓国人監督の皮肉が含まれている。
力道山の不器用さ、どこまでも真っ直ぐな性格、
リングの上で熱狂的な声援を受けながらも、
孤独感・不安感を感じながら生き続けていた
力道山の心境を迫真の演技で表現していたソル・ギョングは、
やはりすごい役者だと思う。
