
2008年 日本 107分
監督:光石富士朗
出演:松坂慶子、岸部一徳、森田直幸、久野雅弘、大塚智哉、松田直幸
(イントロダクション)
『少年アシベ』の森下裕美の同名コミックを映画化した笑いと涙の人情喜劇。バイタリティ溢れる大阪の下町を舞台に、風変わりな家族が織りなす人生模様をユーモアとペーソスいっぱいに綴る。ある日突然父親が亡くなってしまった久保家。ほどなく、その父の弟だという叔父さんが転がり込んできた。なぜかそれをすんなりと受け入れる母親。一方、戸惑いを隠せない三人の子どもたち。しかし、彼らは彼らでそれぞれに悩みを抱えていた。異常に老け顔の長男は中3であることを隠して女子大生と付き合い始め、ヤンキーの次男は辞書を片手に『ハムレット』と格闘、そして、小学生の三男・宏基は教室で“女の子になりたい”と宣言してしまい…。
ハムレットちゅうんわ山本さんが飼ってるハムスターや、
なんでわしがハムスターに似とるねん、龍之介?
と担任に詰め寄る次男、
吉村さんとこで飼われてる犬に似てるからと、
担任を龍之介と呼ぶヤンキー次男坊。
ハムレットってなんぞや!
ヤンキー次男坊は、
図書館に行き、
わしこれ借りるねん!
あんたの読んでる本とこれどっちが難しい?と
受付の女子生徒に聞くと、
そっちとハムレットの本を指差す。
優越感にひたり満面の笑みで
図書館を後にするヤンキー次男坊、
ヤンキーでありながらけっこう勉強熱心な次男坊、
辞書を片手にハムレットと格闘する次男坊、
関西弁は、やはり役者泣かせなのか?
松坂慶子、加藤夏希、三男坊の同級生たちの関西弁は不自然だった。
やたらと老けている長男坊が、
中3ということを偽って大学1年生と言い付き合い始める教育実習生に
呼ばれる名前が私も特定の人から呼ばれるそれと同じで、
ああ加藤夏希が俺のことを呼んでくれてると、
思いながら観ていたらこそばかった。
またドラマ『mother』で虐待していた母親のしょうもない男も、こう言われたていた。
何気なくテレビを観ていたら、
最近よくテレビの向こうから、
よく呼ばれるような気がする。
ハムレット片手に葛藤する次男坊、
三男坊も小さいながら毒を吐く、
カミングアウトして、上級生に虐められ泣いて帰ってきて、
亡き父の弟とお風呂に入っている時に良いアドバイスをくれたのに、
おっちゃん、ヘタラレやのに良いこと言うなあと返すところは、
まさしく関西人の返し、笑ってしまった。
3兄弟それぞれに問題を抱えるが、
それぞれ自分の力で打開していく、
特に次男坊は、シェークスピア先生と言い、
ハムレットの世界がなんたるかを理解したみたい。
登場人物の関係性で一番好きなのが、
次男坊と龍之介の関係が、面白くどちらが年上かわからんところが笑えた。
この映画は当たりだった。
間寛平と岸部一徳が兄弟という設定やった、
兄貴が間寛平、
弟が岸部一徳だった。
こんな兄弟あり得るかあ?