2010年6月25日金曜日
サンケイブリーゼ H列2番
脚本:楠野一郎
演出:河原雅彦
出演:水野美紀、村上知子、ソニン、小林顕作、伊藤明賢、市川しんぺー、木野花
(イントロダクション)
これは、あるガールズバンドの物語。
テクニックもなく、
才能もほどほどで、
方向性も定まらない。
しかも、
やり直すには、
年をとり過ぎてしまったガールズバンド。
どこに行っても
「アウェー感」がつきまとう。
どこにも自分たちの居場所は無く、
誰も、自分たちのことを認めてくれない。
彼女たちは、どこへいっても空回りだった。
もう限界だと、心の底で感じていた。
また負けるのか?
どこにも居場所は無いのか?
しかし・・・
そんな彼女たちに・・・
ある日・・・
異変が起きる!
サンケイブリーゼに来たのは2回目になるが、
南イライラするじゃないけど、
前回来たときも、そうだったけど、
今回も原因不明のイライラが襲ってきた。
しかし、終演後には心地良い汗を流し、
今日の千秋楽来て良かったという満足感と一緒に帰路につけた。
どのようなストーリーを展開するのかなあと思っていたが、
そんなのは関係なく、その場の雰囲気ライブ感が良かった。
風呂上がりのオヤジが、
がに股になりタオルをまたぎ、
タオルを前後させて股間を拭くようなしぐさを、
舞台上で新聞紙を用いて水野美紀がやっていて、
壊れてもうたなあと思った人もいるかもしれないが、
あんなのは序ノ口で、プロペラ犬公演を見に行けば、
さらに壊れた水野さんが観れますよと言っておこう。
目的は、水野美紀を観るだけではなく、
前から一度観てみたかったソニンちゃんが
どのような舞台を観せてくれるかも楽しみだった。
さすが舞台で『ミス・サイゴン』をやってのけただけあって、
さすがというところを観せてくれた。
思っていたより、高い声を出していたのには、
少しびっくりした。
それと体を鍛えているらしいので、
もっとごつい体を想像していたけど、
そんなことなかった。
真顔で芝居をする木野花、美味しいところをかっさらっていた。
あの真顔さ加減、粟根まこと真顔芝居対決でもさせたら面白いなあと思い、
想像していたら笑けてしまった。
役の設定は、オバサンと子供のハーフ。
森三中の村上知子は、テレビで観るよりも、
小柄でコロコロして意外と可愛かったと思う。
あの細身の体に、
あのエネルギーはどこにあるのだろうかと
水野美紀には感心させられる。
ラス前に「蓮華畑」という曲を水野美紀とソニンちゃんがデュエットとしていたが、
バックの蓮華畑の絵と歌詞がマッチしていて、心が落ち着いた。
そして最後に、舞台のタイトルと同名の『アウェーインザライフ』の曲が、
これまたラストを締めくくる曲としてノリも良く、
インパクトもあり最高だった。
この曲が流れた瞬間に、客席はオールスタンディング状態、
筋肉少女帯を好きでもなく、
ロックを好んでいることもない私、
劇団新感線の舞台でも、
あまり激しく手拍子や、
手を突き上げたりしない私なのに、
今回に限っては、最後の最後まで手拍子を必死にして、
さらに手を突き上げたり、跳び跳ねたりもしていた。
筋肉少女隊が『踊るダメ人間』を歌っている時の振りを覚えてやっていたり、
『アウェーインザライフ』を歌っている時は、
手を突き上げたりしていた。
ああ気持ち良かったという感じに観劇を終了した。
こんな感覚は初めてかもしれない。
シスターロメロ再結成を祈ろう。