2009年 アメリカ 131分
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー、ブライアン・ジェラティ、クリスチャン・カマルゴ、ガイ・ピアーズ、レイフ・ファインズ、デヴィット・モース、エヴァンジェリン・リリー
(イントロダクション)
イラクに駐留するアメリカ軍の中でも、最大の危険を伴う爆発物処理班の兵士を描き、2009年の賞レースを席巻した戦争アクション。命知らずの兵士と仲間との確執と友情を軸に、緊張感あふれる爆発物処理の現場をリアルに映し出す。監督は『ハートブルー』『K-19』のキャスリン・ビグロー。レイフ・ファインズやガイ・ピアースらが脇を固める中、『28週後…』のジェレミー・レナーが任務に命を懸ける主人公を熱演。迫力ある戦場の描写と、兵士の勇気の裏にひそむ心理の繊細な描写に驚がくさせられる。
『アバター』観に行かないと、十年来の友人に誘われたが、
諸事情で『アバター』を観てしまうと都合が悪くなってしまうので、
『ハート・ロッカー』を観る事にした。
正直言って『アバター』にはアンテナが反応していなかったので良かったかも。
第82回アカデミー賞、作品賞・監督賞・脚本賞・編集賞・音響編集賞・録音賞の
6部門を受賞した作品。
冒頭に「戦争は麻薬のようだ。」との字幕。
何となく何を言いたいのかは想像はできたが、
ブラボー中隊・爆弾処理班トンプソン軍曹(ガイ・ピアーズ)が爆死し、
トンプソン軍曹の代わりに派遣されてきたウィリアム・ジェームズ軍曹(ジェレミー・レナー)。
前任のトンプソン軍曹の爆死する前の慎重な動き、
それに比べジェームズ軍曹の猪突猛進的な動き、
そのジェームズ軍曹の行動が、それを良く表現していた。
ジェームズ軍曹が登場してから、最後まで胃が痛かった。
最後まで緊張したままの状態だった。
爆発処理班でジェームズ軍曹と行動する、
部下のサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)と
エルドリッジ技術兵(ブライアン・ジェラティ)は、
ジェームズ軍曹のクレイジーな行動に反発する。
そうなって当然な行動だと思うが、ジェームズ軍曹からすると、
俺は俺の任務を忠実に遂行するだけだと思っていたのだろう。
そんな状態で砂漠で爆発物を処理している時に、
ジェームズ軍曹が手袋忘れたと、爆発物の方に車で移動して行く、
この時のサンボーン軍曹とエルドリッジ技術兵の会話も冗談ではなく、
ある意味本気で言っていた可能性も秘めている。
こんな非日常的な空間で毎日どのような精神状態か、
平和に日々暮らしている私には絶対わからない。
あのプレッシャーでの毎日が日常なのだから、
任務明けて、帰国して普通の生活に順応できない帰還兵というのも聞く、
ジェームズも帰国して家族と生活するが、
スーパーマケットでシリアル1つ買うのにも苦労したり、
奥さんと一緒に、料理の支度をしていても会話は爆発物処理の必要性になってしまう。
そして、俺の居場所はここだと言わんばかりに、再び戦場へ出て行くジェームズ。
ジェームズ軍曹を演じていたジェレミー・レナー、
登場してからは空気が変わったような気がする。
何かしでかすのではないだろうか?と緊迫感が凄かった。
レイフ・ファインズがPMC(民間軍事会社)分隊長という役柄で出演していたが、
トンプソン軍曹(ガイ・ピアーズ)と同じく出番は少なかった。

