2002年 日本 108分>
監督:佐々部清
出演:西田敏行、渡辺謙、緒形直人、中村育二、真野響子、篠原涼子、石橋蓮司、夏八木勲、倍賞美津子、江守徹、國村隼、仲代達矢
(イントロダクション)
家電AVメーカー・日本ビクター本社開発部門に勤める開発技師、加賀谷静男。あと数年で定年を迎える彼に、横浜工場ビデオ事業部への異動命令が下りる。そこは赤字続きの非採算部門。加賀谷に課せられた指令は大規模なリストラだった。しかし、加賀谷は従業員たちに向かって夢だった家庭用VTR開発の決意を打ち明ける。しかも一人の馘も行わないというのである。それを聞いた次長の大久保は止めに入った。それもそのはず、本社がリストラ対象の赤字部門にそんな計画を認めるはずもない。ましてや、この時、家電メーカーの雄・ソニーが商品化にあと一歩の所まで漕ぎ着けていたのであった……
時代は30年ぐらいの間でビデオテープ→レーザーディスク→DVD→HD→BDへと技術が進歩してきた。その都度に競合メーカーの開発合戦は熾烈だったのだろう。製品化され世に商品を送りだす会社の担当部門、ひとつの商品を作りあげるには、優秀な技術員だけでなく、色々な人達の力が必要になる。またその部門の長には、色々な資質が必要になってくる。
主人公の加賀谷が異動を言い渡された時に、重役連中が言っていた「高卒としては異例の抜擢だぞ」のセリフに大学卒業してなかったらここまでしかあがれないんだぞという意味にが含まれていると思う。しかし社会に出てみると、学歴だけではどうしようもない場合がある、私は高卒でも学力を持った人間の方が必要になると思う。この加賀谷静男という人は、人をうまく導く人で口だけではなく行動もするので、みんなついてきたのではないかと思う。
このベータ・VHS戦争の頃、何のこっちゃと全然感心などなかった、必要性がなかったからだと思う。これからも技術はどんどん進歩していくと思う。それに比例して人間も成長していってほしいと思うが、今まで肌で感じて思うところは、技術の成長に反比例して人間のレベルは低下しているではと思う。
がむしゃら、信念、など泥臭い言葉が嫌われいる風潮がある今、昔の人に学ぶことは多々あると思えて仕方ない。
